ストリームとストリーム定義
ストリームの型とプロパティは、ストリームペインで設定できます。ストリームの型は、フローサービスで使われるデータのフォーマットで、9種類あります。ストリームの属性情報を表すストリームプロパティには、「読込み開始行」や「フィールド数」などがあります。
ストリームの型を変更する
1.対象のコンポーネントを選択し、ストリームペインで「ストリーム型」プロパティの入力欄をクリックして、一覧からストリーム型を選択する
ストリーム型が設定され、「ストリーム型」プロパティの値が変更されます。同時に、コンポーネントの右下に表示されている文字列も、それを反映したものに変更されます
HINT
ストリームの型を変更するその他の方法
配置されたコンポーネントの右下に表示されているストリームの型(「CSV」などの文字列)をクリックすると、 ストリーム型の一覧が表示されます。ここから選択してストリーム型を変更することもできます。
ストリーム型の種類
ストリームとは、フロー上を実際に流れるデータのことを指します。フローサービス独自のストリーム型と呼ばれるフォーマットには、以下の9種類があります。
- XML(XML の要素内容と属性値)
- CSV(CSV 形式で区切り文字により区切られたデータ)
- FixedLength(フィールド定義により区切られたデータ)
- Record(RDB で扱うレコードの列)
- ParameterList(パラメーターのデータ)
- MIME(Binary 型の単一ストリーム)
- HTML(String 型の単一ストリーム)
- Text(String 型の単一ストリーム)
- Binary(Binary 型の単一ストリーム)
ストリームとストリーム定義
フローデザイナーでは、フロー上を実際に流れるデータを「ストリーム」と呼びます。ストリームには、「ストリームプロパティ」と呼ばれるストリーム固有の属性情報と、扱うデータの単位である「フィールド」情報が含まれます。各フィールドには、名前とデータ型などを定義することができ、その定義を「フィールド定義」といいます。ストリームプロパティ定義とフィールド定義をあわせて 「ストリーム定義」といいます。
CAUTION
入力ストリームをそのまま出力するFilePut などのコンポーネントの場合には、そのコンポーネントのストリーム定義を編集することはできません。
ストリームプロパティを変更する
1.対象のコンポーネントを選択し、ストリームペインの「ストリーム型」プロパティの左に表示されている+記号をクリックする
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ストリームプロパティの項目について
ストリームプロパティは、ストリーム固有の属性情報の定義で、ストリームの型によって設定できる項目は異なります。たとえば、CSVのストリームでは、以下のような項目を設定できます。
- 読込み開始行
- フィールド数
- 区切り文字
- 囲み文字
- 囲み処理の対象
- 空データの囲み処理
- 囲み文字のエスケープ
- 空白を削除
- 出力エンコーディング
- 改行コード
- 先頭行のフィールド名を出力
ファイルペインでの操作
ファイルペインには、ツリーペインで選択したフォルダー内のファイルが表示されます。このファイル一覧は、 ホームフォルダー内のファイルを表しており、ツールバーのアイコンを使って、フォルダーの作成やフォル ダー間の移動などの操作が可能です。また、ファイルをダブルクリックすることで、関連付けられているアプリケーションでファイルを開き、編集することもできます。
2.展開表示されたプロパティの一覧で、それぞれの値を指定する
それぞれのプロパティの入力欄に値を入力するか、プロパティによっては、値欄をクリックすると選択肢の一覧が表示されるので、目的の項目を選択します。-記号をクリックすると、ストリーム型の一覧が閉じます。
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ストリームペインの高さを広げるには
ストリームペインの表示が狭く、プロパティの下のほうの項目が表示されていない場合は、ストリームペインの上の枠(境界線)を上方へドラッグして広げることで表示できます。