ログ出力設定
フローデザイナーでは、フローの実行時に出力するログを、コンポーネントごとに設定するログ設定機能があります。ログの出力先として、アプリケーションログかシステムログ(FlowService.log)を選択できます。マッパーやLogコンポーネントでもログ設定できます。
コンポーネントのログ出力を設定する
1.フローウィンドウで対象のコンポーネントアイコンを右クリックし、メニューから「ログ設定」を選択する
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アプリケーションログを出力するには
アプリケーションログを出力できるようにするには、あらかじめ、FSMC(フローサービス管理コンソール)でログ設定名を定義しておく必要があります。それには、FSMCの「設定」-「ログ」-「アプリケーション」で「新規」をクリックし、名前やその他の情報を設定して保存します。
2.「ログ設定」ダイアログで、「出力 ON・OFF」にチェックマークがついていることを確認し、「ログ設定名」(アプリケーションログに出力する場合)や、「出力ログレベル」を選択する
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設定内容を残しながら一時的にログ出力を止めたい場合などには、「出力 ON・OFF」のチェックマークを外します。
「ログ設定名」の指定がない場合、出力先はシステムログになります。また、「(呼び出し元の設定を引き継ぐ)」を指定した場合は、呼び出し元のフローで指定されているアプリケーションログ設定が使用されます。
「出力ログレベル」は、以下の5種類のレベルから選択できます。
•FATAL -致命的エラー
•ERROR -エラー
•WARN-警告
•INFO -情報
•DEBUG -情報(デバッグ時)
3.ログに出力する内容を「出力メッセージ」で指定し、「OK」をクリックする
コンポーネントのログ設定を行うと、コンポーネントアイコンの右上にログ設定のアイコンが表示されます。一度ログ設定を行ったあとには、このアイコンをダブルクリックすることでもログ設定のダイアログを表示できます。
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ログ設定のプロパティ式について
「ログ設定」ダイアログの「出力メッセージ」では、左側の「プロパティ式」の一覧からプロパティ式をダブルクリックして選択することもできます。通常のプロパティ式以外に、コンポーネントプロパティを表す「$component」を利用できます(ただし、「$prev」と「$stream」は参照できません)。
マッパーでログ出力を設定する
1.対象のフローでマッピングウィンドウを表示し、右側の「ログ」へ、ログ出力したい項目をドラッグして接続する
フローを実行すると、指定した項目がシステムログへ出力されます。
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ログ出力のコンポーネント
フローデザイナーのパレットの「ツール」タブにあるLogコンポーネント(「ログ出力」)をフローに配置して、フローに関するログ出力を設定することもできます。Logコンポーネントの「出力メッセージ」プロパティで、プロパティ式などを使ってログへの出力内容を設定します。
フローの実行ログをアプリケーションログに出力するには
通常、システムログにはフローの実行開始、終了、エラーなどの情報が出力されますが、フローのプロパティを設定することで、それらのログをアプリケーションログに出力することもできます。フローウィンドウのツリーペインでフローを選択し、インスペクタの「アプリケーションログ設定」の「ログ設定名」で定義済みのアプリケーションログ設定名を指定します。