URLリダイレクションで実行するには

URLリダイレクション/ドキュメントルート

フローで静的HTMLを表示させる場合、FileGetコンポーネントを使用せずに「URLリダイレクション」によってファイルを指定することもできます。ドキュメントルートにファイルを置く(公開する)ことで、URLリダイレクションの指定が可能になります。

ブラウザでファイルを開く

1.ドキュメントルートにファイルを置き、フローデザイナーのファイルペインにドキュメントルート内のファイルを表示する

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HINT

ドキュメントルートについて
ASTERIA Warpでフローサービスアカウントを1つ作成すると、初期設定ではアカウントごとにドキュメントルートが設定されます。既定のドキュメントルートフォルダーは「htdocs」となっており、アカウントのホームフォルダー下の「htdocs」フォルダー内にファイルを置くことによって、それを外部へ公開できるようになります。

 

2.対象のファイルを右クリックし、「ブラウザで開く」を選択する

ドキュメントルート内に置かれた HTMLファイルであれば、「ブラウザで開く」を実行することでブラウザが起動し、対象のファイルがブラウザ内に表示されます。

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HINT

公開ファイルのURL
ドキュメントルートフォルダーにファイルを置くと、「http://<Serverアドレス>:<port番号>/<ユーザーコンテキストパス>/<ファイル名>」でアクセスできます。ドキュメントルートフォルダーとユーザーコンテキストパスの設定は、FSMC(フローサービス管理コンソール)で「ツール」-「アカウント」からアカウントの詳細画面を表示して「コンテキスト設定」から確認できます。

 

URLリダイレクション利用のフローを作成する

1.新規フローを作成し、「コントロール」タブからHttpEndコンポーネント(「HTTPのレスポンスを返してフローを終了します」)を配置して接続する

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2.HttpEndコンポーネントの「ステータスコード」プロパティで「302 Found」を選択する

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HINT

HttpEndコンポーネントの「ステータスコード」プロパティには、HTTPのStatusコードを指定できます。Statusコード「302」は、HTTPリダイレクト用のコードです。

 

3.HttpEndコンポーネントの「Location」プロパティに、リダイレクト先のURLを入力する

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フローを保存し、URLトリガーによるHTTP起動(URL 起動)の実行設定を登録してブラウザから実行すると、URL リダイレクションによって HTML ファイルを表示できます。

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HINT

HttpEndコンポーネントの「Location」プロパティにはリダイレクト先のURLを指定しますが、「/<ユーザーコンテキストパス>」から始まる相対パスを記述すると、その前に「http://<Server アドレス>:<port 番号>」が補われ、それが実際のURLになります。相対パスの代わりに絶対パスを指定することもできます。また、リダイレクト先URLとして他のフローを指定することも、ドメインの異なる他のURLを指定することも可能です。

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