ABBYYジャパン株式会社が提供する「ABBYY Timeline」と連携を行うフローテンプレートの使い方を紹介します。
「ABBYY Timeline」は業務プロセス全体の検出、分析、監視、予測が可能なインテリジェンスプラットフォーム(プロセスマイニングツール)です。事前にABBYY Timelineのライセンス取得とプロジェクトを作成する必要があります。
詳しくは以下のページよりお問い合わせください。
用意しているテンプレートは2種類です。
・CSVからABBYY Timelineへ
・DBからABBYY Timelineへ
まずはテンプレートファイルをダウンロードし、フローデザイナーにインポートします。
〇「CSVからABBYY Timelineへ」
このテンプレートは、2つのCSVファイルを結合し、ABBYY TimelineにSFTP経由でアップロードします。
<ステップ1>
事前に作成したFTPコネクション、プロジェクトトークン、アカウントのメールアドレスを登録します。
プロジェクトトークンの取得方法は以下の通りです。
プロジェクト詳細>データソースを開き、「表示」ボタンをクリックしトークンアップロードの値をコピーします。
<ステップ2&4>
アップロードするCSVファイルのファイルパスを設定します。本フローでは2つのCSVファイルを結合するため、ファイルパスも2つ設定します。
<ステップ3&5>
ステップ2および4で指定したCSVファイルのフィールドをそれぞれ設定します。
<注意事項>
フローを実行するとアップロードファイルとして、プロジェクトフォルダ配下にupdateフォルダ、upload.zip、updateフォルダ配下にdata_{日時}.csv、manifest.jsonが生成されます。これらファイルはフロー終了時には削除されます。
これでフローが生成されます。
データ結合を行うRecordJoinコンポーネントについて、入力キーと出力列を設定します。
これで完成です。
実行すると、CSVデータがABBYY Timelineにアップロードされます。
〇「DBからABBYY Timelineへ」
このテンプレートは、2つのDBデータを結合し、ABBYY TimelineにSFTP経由でアップロードします。
<ステップ1>
「CSVからABBYY Timelineへ」と同様に、FTPコネクション、プロジェクトトークン、メールアドレスを設定します。
<ステップ2&3>
読み込むDBの設定を行います。このテンプレートでは2つのデータを結合するため、2つのDBを設定します。
<注意事項>
フローを実行するとアップロードファイルとして、プロジェクトフォルダ配下にupdateフォルダ、upload.zip、updateフォルダ配下にdata_{日時}.csv、manifest.jsonが生成されます。これらファイルはフロー終了時には削除されます。
これでフローが生成されます。
「CSVからABBYY Timelineへ」と同様にRecordJoinの設定をしたら完成です。
実行するとDBのデータがABBYY Timelineにアップロードされます。
以上、ABBYY Timelineと連携する2種類のフローテンプレートを紹介しました。
ぜひご活用ください。
※ABBYY, ABBYY TimelineはABBYY Software Ltd.の登録商標あるいは商標です。