Gmailと連携するテンプレートを紹介します。
テンプレートは2種類です。
- メール送信
- メール取得
まずはテンプレートファイルをダウンロードし、フローデザイナーにインポートします。
<事前準備>
事前に以下を準備してください。
①クライアントID
②クライアントシークレット
③AuthorizationCode
④件名(テキストファイル)
⑤本文(テキストファイル)
⑥宛先(CSVファイル)
・①,②の準備方法
まず、Google Developer Consoleにログインし、以下URLよりプロジェクトを作成します。
リソースの管理 :https://console.developers.google.com/cloud-resource-manager
次に、以下APIライブラリよりGmail APIを有効にします。
API ライブラリ:https://console.developers.google.com/apis/library
最後に、認証情報よりOAuth 2.0 クライアントの作成をします。
認証情報: https://console.developers.google.com/apis/credentials
必要な登録をするとクライアントID及びクライアントシークレットが取得できます。
・③の準備方法
取得したクライアントIDを元にブラウザで以下URLにアクセスし、アカウント認証及び権限付与を行ってください。完了後の画面に表示されるコードが③AuthorizationCodeです。
https://accounts.google.com/o/oauth2/v2/auth?response_type=code&client_id=[クライアントId]&redirect_uri=http://localhost:33333&scope=https://www.googleapis.com/auth/gmail.readonly%20https://www.googleapis.com/auth/gmail.send&prompt=consent&access_type=offline
※上記URLの[クライアントID]には①のクライアントIDを入力してください。
アクセスすると、リダイレクトされたURLにAuthorizationCodeが含まれるので、コピーしておきます。
http://localhost:33333/?code=[AuthorizationCode]&scope=https://www.googleapis.com/auth/gmail.readonly%20https://www.googleapis.com/auth/gmail.send
※上記サンプルURL内[AuthorizationCode]に対応する文字列が取得するAuthorizationCodeです。
・④,⑤の準備
それぞれ件名、本文の内容をテキストファイルとして準備してください。
・⑥の準備
1列目に送信先メールアドレスを指定したCSVファイルを用意してください。
〇Gmailからメール送信
<ステップ1>
事前準備で用意したクライアントID、クライアントシークレット、AuthorizationCodeをそれぞれ入力します。
<ステップ2>
件名のファイルパスとエンコーディングをそれぞれ選択します。
<ステップ3>
本文のファイルパスとエンコーディングをそれぞれ選択します。
<ステップ4>
宛先のファイルパスとエンコーディングをそれぞれ選択します。
これで完成です。
最初にAccessTokenを取得する”getToken”フローを実行し、AccessToken及びRefreshTokenを取得し、ファイル保存してください。すでに保存されている場合は実行不要です。
その後、”sendMail”フローを実行することで、それらのTokenを利用してメール送信を行います。
〇メール取得
<ステップ1>
事前準備で用意したクライアントID、クライアントシークレット、AuthorizationCodeをそれぞれ入力します。
接続情報を設定したら、これで完成です。
最初にAccessTokenを取得する”getToken”フローを実行し、AccessToken及びRefreshTokenを取得し、ファイル保存してください。すでに保存されている場合は実行不要です。
その後、”receiveMail”フローを実行することで、それらのTokenを利用してメール取得を行います。
★注意事項
・メールは1万件まで取得可能です。1万件以上取得する場合は、”LoopStart1”コンポーネントの実行回数を調整してください。
・取得したメール情報はプロジェクトフォルダにあるCSVファイル「maillist.csv」に書き込まれます。
・本文はテキストで取得し、プロジェクトフォルダにある「Body」フォルダ配下に配置されます。
・添付ファイルはプロジェクトフォルダにある「attachment」フォルダ配下に配置されます。
以上、Gmailからメール送信するフローテンプレートを紹介しました。
ぜひご活用ください。