LINE WORKS株式会社が提供する「LINE WORKS」と連携を行うフローテンプレートの使い方を紹介します。
フローテンプレートを使うことで、LINE WORKSに登録しているメンバーや組織の追加/更新/削除を自動化することができます。
※このテンプレートはLINE WORKS API v2.0に対応しています。
LINE WORKS連携フローテンプレート
・メンバー管理 v2
・組織管理 v2
〇事前準備(LINE WORKSの設定)
あらかじめDeveloper ConsoleのClientAppでアプリを作成し、必要なScopeを設定してください。本テンプレートではorgunitとuserのscope設定が必要です。なお、orgunitおよびuserの書き込みはフリープランではお使いになれません。ご注意ください。
本テンプレートでの認証はService Account認証を使用しております。
APIガイドなどを参考にして、事前にRefresh Tokenの取得が必要です。詳細はLINE WORKS APIドキュメントなどをご確認ください。
〇テンプレートのインポート
フローテンプレートをダウンロードし、デザイナーにインポートします。
プロジェクト作成画面及びフロー作成画面よりフローテンプレートを選択できます。
〇「メンバー管理」
<ステップ1>
LINE WORKSの接続設定を行います。
- HTTPコネクションを指定してください。
URLに"https://www.worksapis.com/v1.0"を指定したHTTPコネクションを事前に作成し、指定します。
- Client IDなどを保存したファイルのパスを指定してください。
事前にClient ID、Client Secret、Refresh Tokenを保存したCSVファイルを用意し、保存します。そのファイルパスを指定します。
No. |
項目名 |
詳細 |
1 |
Client ID |
Developer Consoleで作成したアプリのClient ID |
2 |
Client Secret |
Developer Consoleで作成したアプリのClient Secret |
3 |
Refresh Token |
Service Account認証の手順に従って発行したRefresh Token ※取得方法の詳細は本ページ下部の参考情報をご確認ください。 |
- DomainIDを指定してください。
Developer Console画面左下よりご確認いただけます。
<ステップ2>
CSVファイルパスを設定します。
CSVファイルの項目は固定で、以下の通りです。項目の変更がある場合はフローの修正が必要です。
このCSVファイルは項目を固定としているため、以下の11項目あるCSVになるよう、予め設定します。
No. |
項目名 |
詳細 |
1 |
userExternalKey |
ユーザーの ExternalKey |
2 |
ログインID |
ログインID=メールアドレス アドバンストプランの場合、ID@ドメイン名 |
3 |
姓 |
姓。姓名どちらか必須 |
4 |
名 |
名。姓名どちらか必須 |
5 |
プライベートメール |
個人メールアドレス。 |
6 |
組織のドメインID |
ユーザーが所属するドメインID。 |
7 |
代表ドメインか |
trueまたはfalseを指定。 |
8 |
組織ExternalKey |
組織ExternalKeyまたは組織ID |
9 |
役職ExternalKey |
役職ExternalKey |
10 |
代表組織か |
trueまたはfalseを指定。 |
11 |
操作種別 |
必須。追加、更新、削除のいずれかを指定。 |
<サンプル>
これで完成です。
実行すると、CSVの内容に沿って、メンバーを追加/更新/削除することができます。
〇「組織管理」
<ステップ1>
LINE WORKSの接続設定を行います。
設定内容は「メンバー管理」テンプレートと同様です。
<ステップ2>
CSVファイルパスを設定します。
CSVファイルの項目は固定で、以下の通りです。項目の変更がある場合はフローの修正が必要です。
このCSVファイルは項目を固定としているため、以下の13項目あるCSVになるよう、予め設定します。
更新処理では組織の移動には対応していません。
No. |
項目名 |
詳細 |
1 |
組織名 |
必須。 |
2 |
組織ExternalKey |
必須。 |
3 |
組織メールアドレス |
組織メールアドレス (組織を更新する際は必須) アドバンストプランの場合、ID@ドメイン名 他のプランの場合、ID@グループ名 |
4 |
公開可否 |
必須。trueまたはfalseを指定。 |
5 |
上位組織 |
上位組織が存在する場合、上位組織のExternalKey。 |
6 |
並び順 |
上位組織が同じ組織の並び順。上位組織を指定している場合、必須。 |
7 |
チームトークルームの利用有無 |
trueまたはfalseを指定。 |
8 |
チームノートの利用有無 |
trueまたはfalseを指定。 |
9 |
チームカレンダーの利用有無 |
trueまたはfalseを指定。 |
10 |
タスクの利用有無 |
|
11 |
チームフォルダーの利用有無 |
trueまたはfalseを指定。 |
12 |
サービス通知の送信有無 |
trueまたはfalseを指定。 |
13 |
操作種別 |
必須。追加、更新、削除のいずれかを指定。 |
<サンプル>
これで完成です。
実行すると、CSVの内容に沿って、組織を追加/更新/削除することができます。
テンプレートによってフロー開発せずに「LINE WORKS」と連携できました。従業員情報や組織変更があるとき、ASTERIA Warpを介して「LINE WORKS」への反映を自動化することができます。みなさんもぜひ活用してみてください。
〇参考情報
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★注意事項★ダウンロードの前に必ずお読みください。
ファイル名:LINEWORKS2.zip
作成日:2024/06
ASTERIA Warpバージョン:2312
以下についてあらかじめご了承の上、ご利用ください。
- フローテンプレートの内容についてはサポート対象外です。
- フローテンプレートは動作を保証するものではありません。
- フローテンプレートをご利用の際は、動作環境や実現したい処理に応じてお客様自身でフローを調整いただく必要がございます。
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