Microsoft社が提供するMicrosoft Office 365カレンダーと連携を行うテンプレートを紹介します。
<テンプレートファイルはページ下部よりダウンロードいただけます>
Googleカレンダーと連携を行うテンプレートはバージョン1812で既に追加されていますが、同じようにMicrosoft Office 365カレンダーと連携を行うテンプレートになります。
動作環境
ASTERIA Warp 1812以上
テンプレート
2つのテンプレートが用意されています。
- Office365カレンダーからCSVへ
- CSVからOffice365カレンダーへ
事前準備〜 アダプターのインストールとコネクションの作成
事前準備としてMicrosoft Office 365アダプターのインストールとコネクションの作成を済ませておきます。
ここではアダプターのインストールとコネクションの作成については割愛します。 詳しくは「Microsoft Office 365アダプターの紹介」を参照してください。
「アダプターのインストール」
「コネクションの作成」
テンプレートファイルのインポート
テンプレートのアーカイブファイルをダウンロードします。アーカイブファイルは本記事下のダウンロードリンクよりダウンロードしてください。ダウンロードしたアーカイブファイルをインポートして準備は完了です。
「Office365カレンダーからCSVへ」
Office365カレンダーからデータを取得しCSVファイルへ出力するテンプレートです。
ウィザードは2ステップで完了です。
<ステップ1>
事前準備で作成したコネクションをプルダウンリストから選択します。
読み込み先のテーブル(Eventsテーブル)、フィールドは自動でセットされるのでウィザードではコネクションを選択するだけでOKです。
<ステップ2>
出力するCSVファイルのファイルパスを設定します。
CSVファイルのフィールド情報も自動でセットされるのでウィザードで定義するのはファイルパスだけです。
できあがったフローをみてみましょう。
ウィザードで特に指定はしませんでしたが、フローを実行した日を起点に1週間後の予定までを取得範囲としています。
ウィザードで指定した内容もそれぞれ反映されていますね。
フローを実行してみます。
カレンダーと出力したCSVファイルはこんな感じです。
実行した日時を起点にした1週間分の予定なので昨日(3/27)の予定は含まれていません。タイトルだけでなく場所や説明も取得できました!
「CSVからOffice365カレンダーへ」
用意したCSVファイルからデータを読み込みOffice365カレンダーを更新するテンプレートです。
こちらもウィザードは2ステップで完了です。
<ステップ1>
読み込むCSVファイルのファイルパスを設定します。
CSVファイルの項目数や順序は固定なので注意してください。
例)
No. |
項目名 |
値 |
1 |
タイトル |
ASTERIA Warpセミナー |
2 |
説明 |
フローテンプレートから登録 |
3 |
場所 |
セミナールーム |
4 |
開始日時 |
2019-03-30T09:00:00.000 JST |
5 |
終了日時 |
2019-03-30T17:30:00.000 JST |
[CSVイメージ]
<ステップ2>
事前準備で作成したコネクションをプルダウンリストから選択します。
読み込み先のテーブル(Eventsテーブル)、フィールドは自動でセットされるのでウィザードではコネクションを選択するだけでOKです。
自動生成されたフローです。
FileGet > Mapper > Office365Put というごく簡単なフローができあがりました。
※タイムゾーンの項目に値をセットする必要があるようですが固定で「UTC」がセットされています。
ではフローを実行してみます。
Googleカレンダー連携のテンプレートと組み合わせることで2つのカレンダーの同期にも使えそうですね。
自動生成されたフローを元に取得する期間をかえてみたり、取得する項目を増やしてみたりすることもできます。
ぜひご活用ください。