AI inside株式会社が提供するAIプラットフォーム「DX Suite」のOCRソフトウェア「Intelligent OCR」と連携を行うテンプレートの使い方を紹介します。
<テンプレートファイルはページ下部よりダウンロードいただけます>
「Intelligent OCR」は活字文字だけでなく手書き文字も高精度でデジタルデータ化してくれる「AI-OCR」です。AI(人工知能)が搭載されているため、癖のある書き方や乱筆もきちんと読み取ってテキストデータ化してくれます。
テンプレートには2種類あります。
・Intelligent OCRへ画像書類をアップロード
・Intelligent OCRからテキストデータダウンロード
まずはテンプレートのアーカイブファイルをダウンロードします。アーカイブファイルは本記事下にダウンロードリンクよりダウンロードしてください。
ダウンロードしたアーカイブファイルをインポートして準備は完了です。
〇「Intelligent OCRへ画像書類をアップロード」
このテンプレートでは、別システムやスキャナで取り込んだ画像書類ファイルを「Intelligent OCR」へアップロードします。
<ステップ1>
Intelligent OCRのAPIを利用するための設定を行います。
① APIキー
Intelligent OCRの設定から取得したAPIキーを入力します。
② 書類のドキュメントID
登録した書類のドキュメントIDを入力します。ドキュメントIDは書類選択時のURLから確認ができます。
③ HTTPコネクション
URLプロパティに「https://[ドメイン名].dx-suite.com/ConsoleWeb/api」を設定したHTTPコネクションを指定します。
<ステップ2>
Intelligent OCRにアップロードするファイルをまとめたフォルダーを選択します。
今回はサンプルとして複数枚の「預金口座振替依頼書」をアップロードします。
※半角英数字のファイル名のファイルを対象にしてください。
<ステップ3>
ユニットIDの保存先を指定します。このテンプレートでは読み取り結果をダウンロードする際に必要なユニットIDをCSVファイルとして保存しています。
これで完成です。
実行してみると…
新しくユニットが追加されて読み取りされました。
〇「Intelligent OCRからテキストデータダウンロード」
このテンプレートでは、「Intelligent OCR」からOCR機能で抽出したテキストデータをダウンロードします。
<ステップ1>
書類をアップロードするテンプレートと同様、Intelligent OCRのAPIを利用するためにAPIキーとHTTPコネクションを設定します。
<ステップ2>
ユニットIDが登録されているCSVファイルを設定します。ここでは書類をアップロードするテンプレートで保存したCSVファイルを指定することができます。
<ステップ3>
読み取り結果としてダウンロードするCSVファイルの保存先を指定します。
<ステップ4>
ダウンロードするCSVファイルのフィールドを定義します。
これで完成です。
結果を確認すると…
データが取得できました。
テンプレートによってフロー開発せずに「Intelligent OCR」と連携できました。「Intelligent OCR」とつながることで、ASTERIA Warpを介して紙の情報を他システムへシームレスに連携することができます
みなさんもぜひ活用してみてください。
<注意事項>
・テンプレートはサポート対象外です。
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作成日:2019/2
ASTERIA Warpバージョン:1812
※フローテンプレートをご利用の際は、動作環境や実現したい処理に応じてお客様自身でフローを調整いただく必要がございます。あらかじめご了承ください。
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