コマンドラインからサービスの起動・停止を行うには

fsctrlの起動とコマンドの実行

fsctrlはフローサービスの起動や停止などサービスの制御を行うために用意されているコマンドラインツールです。フローサービスの起動・停止を行うflowsvc、fsstopよりもきめ細かな制御を行うことができます。

フローサービスのステータスを確認する

1.実行ファイルfsctrlが配置されているフォルダー[INSTALL_DIR]/server/binに移動し、コマンドプロンプトを起動する

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2.プロンプトで「fsctrl status」と入力し、フローサービス全体のステータスを表示する

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3.プロンプトで「fsctrl status FlowService」と入力し、FlowServiceのステータスを表示する

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上記はFlowServiceのステータスがRunningと表示されていますので正常に起動している状態であることが確認できます。

HINT
各サービスのステータスはUnknown(不明)、StartPending(開始中)、Running(起動)、StopPending(停止中)、Stopped(停止)、Down(異常終了)のいずれかが表示されます。

CAUTION
フローサービスが起動していない状態で「fsctrl status」を実行すると「Can not get process list.」というエラーメッセージがプロンプトに表示されます。

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FlowServiceを停止・起動する

1.プロンプトで「fsctrl stop FlowService」と入力し、FlowServiceを停止する

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2.プロンプトで「fsctrl start FlowService」と入力し、FlowServiceを起動する

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HINT
fsctrlのオプション
fsctrlのオプションには以下のものがあります。

コマンド 説明
fsctrl shutdown フローサービス全体を終了させます。
fsctrl shutdown killall フローサービス停止時に、停止要求を出さずに次々とプロセスを強制終了していきます。
fsctrl shutdown タイムアウト時間(秒) フローサービス停止時に、停止要求を出してから指定時間経っても終了しないサービスを強制終了します。時間内に終了できる場合は通常終了と同等です。それぞれのサービス毎にタイムアウト時間が適用されます。
例)fsctrl shutdown 15
fsctrl start [ServiceName] 指定サービスを開始させます。
例)fsctrl start FlowService
fsctrl stop [ServiceName] 指定サービスを停止させます。
fsctrl restart [ServiceName] 指定サービスを再起動させます。
fsctrl kill [ServiceName] 指定サービスを強制終了させます。
fsctrl status [ServiceName] 指定サービス(指定がなければフローサービス全体)のステータスを表示します。
fsctrl gc [ServiceName] 指定サービスでガベージコレクションを実行します。

※[ServiceName]はfsctrl statusで表示される「サービス名」、フローサービス管理コンソールの「ツール」-「サービス」-「一覧」で表示される「サービス名」のことです。

HINT
FSMCでは「ツール」-「サービス」から各サービスの状態の参照や停止・起動を行うことができます。

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