フローサービスの使用メモリの状況確認
フローを実行するプロセスであるフローエンジンが使用しているメモリの使用状況はFSMC(フローサービス管理コンソール)、fsmon(モニターツール)で確認できます。ここではそれぞれのツールの操作手順について紹介します。
FSMCからメモリ使用量を確認する
1.FSMCにログインし、「ツール」-「サービス」を選択する
2.サービスプロセス一覧から「FlowService」を選択する
メモリ使用量は円グラフで表示されます。緑色が空きメモリ、赤色が使用中のメモリです。円全体は指定した最大メモリサイズを表します。
HINT
「状態」-「フロー」の「グラフ」画面の上部にある「メモリ使用量」というグラフで期間ごとの推移状況を確認することもできます。
初期メモリサイズ、最大メモリサイズを変更するには
「設定」-「サービス」-「フロー」を選択し、「起動」 の「編集」をクリックして、表示される画面の「初期メモリサイズ」、「最大メモリサイズ」にMB(メガバイト)単位で入力し、「保存」をクリックします。変更を有効にするには、フローサービスの再起動が必要です。
fsmonからメモリ使用量を確認する
1.GUI版のfsmonを起動する
2.画面上段で「FlowService」を選択する
上段に表示される「Memoryサイズ」というグラフで使用しているメモリ量が確認できます。
HINT
コンソール版のfsmonではFlowServiceのTOTL( 総獲得メモリ使用量)とFREE( TOTLのうち使用していないメモリ量)で確認できます。
フローサービス管理コンソールAPI(MC API)からの確認
MC APIの「/service/info/list」APIの実行結果からも使用しているメモリ量を確認できます。
メモリ使用量の高いフロー、コンポーネントの特定
メモリ使用量の高いフロー、コンポーネントを特定するには、それぞれのフローを単体で実行してメモリ使用量を確認するなどの方法になります。例えばモニターツール「fsmon」を使用してリアルタイムでメモリ消費量を監視しながら、フローをステップ実行するという方法があります。
CAUTION
FSMCの起動画面で初期メモリサイズ、最大メモリサイズを変更し、FlowService全体で使用するメモリサイズを設定できますが、フロー毎に使用するメモリサイズを個別に設定したり、1つのフローに割り当てるメモリを制限したりすることはできません。