マルチセレクトオプションにおける注意事項

マルチセレクトオプション(旧 CDataオプション)をご利用いただく際には下記の事項にご注意ください。

 ■共通

  1. 動作検証
    • 本オプションの導入前に、自社の要件を満たせるかどうかの動作検証をお願いいたします。接続頻度や1回あたりのデータ量によっては、処理時間が長くなる、API呼び出し回数制限を超えるなどにより、要件を満たせない場合がありえます。
    • バージョンアップの際も事前に動作検証をお願いいたします。接続先APIの変更等によりアダプターの仕様が変更されている場合があり、フロー修正が必要な場合があります。
  2.  OAuth認証
    • 「イニシエートOAuth」に「GETANDREFRESH」を指定することでOAuthトークンを自動で取得・更新することができます。この時、最初にOAuthトークンを取得する際にブラウザが起動されますので、ASTERIA WarpをWindowsサービスではなくスタートメニューから起動してください。
      OAuthトークンを取得した後はWindowsサービスで利用できます。
    • 「OAuth設定場所」を設定するときはASTERIA Warpを起動したアカウント(Windowsアカウント若しくはWindowsサービス)がアクセスできるパスを指定してください。
    • システムコネクションを作成する際には「OAuth設定場所」プロパティにコネクション固有のパス情報を指定してください。
    • Linux環境などGUIに対応されていなくブラウザが起動されない環境の場合は他の環境でOAuthトークンを作成し、そのファイルを該当環境へ配置して利用してください。
      この場合、配置したOAuthトークンファイルのフルパス情報は「OAuth設定場所」プロパティに設定してください。
    • コネクションを編集するとOAuthトークンファイルが削除され、再認証が必要となります。
      コネクションテストを行いOAuthトークンを取得してください。
    • その他、OAuth認証の設定について詳しくは以下のヘルプを参考にしてください。
      https://cdata.com/jp/kb/help
  3. トランザクション
    • トランザクションには対応していません。
  4. API呼び出し回数制限(Rate Limit)
    • マルチセレクトオプションは、接続先のシステムやサービス(以下、接続先)が提供しているAPIを利用します。そのため、接続先側で規定されているAPI呼び出し回数制限の影響を受けることがあります。制限内容や実績値の確認方法は接続先ごとに異なりますので、接続先側にてご確認ください。
  5. カスタムオブジェクト
    • 追加したカスタムオブジェクトがSQLビルダー画面などで表示されない場合は以下の通り、該当コネクションのスキーマ情報のキャッシュをリセットすることで表示されます。
      1. 新規フローを作成して各アダプターのSQLCallコンポーネントを配置し、以下の通りプロパティ設定を行う
        • コネクション名:既存のコネクション
        • 実行する処理:「任意のSQLを実行」
        • SQL文:「RESET SCHEMA CACHE」
      2. フローを実行する
  6. サービス側での権限設定
    • データの読み書きにはサービス側で権限を与える必要があるものがあります。
      詳しくはサービスのAPIなどを参照してください。
  7. プロキシの設定
    • プロキシ環境を利用する際には、使用するコネクションで個別にプロキシサーバーの情報を設定する必要があります。
    • 管理コンソールの「設定 > プロキシ」画面で設定した情報は使えませんのでご注意ください。

■変更履歴

  • ASTERIA Warp 2406
    • FDMonth、FDQuarter、FDWeek、LDMonth、LDQuarter、LDWeek関数の戻り値の型は、TimestampからDateに変更されました。
    • ABS関数の戻り値の型は、パラメータ値の型と一致するようになりました。
    • ROUND関数は、負の精度値を受け付けなくなりました。
  • ASTERIA Warp 2312
    • 下記のシステムテーブルが追加されました。
      sys_lastresultinfo
    • SELECT INTO CSV文のサポートが削除されました。
  • ASTERIA Warp 2306
    • sys_procedureparameters テーブルに以下のカラムを追加しました。
      Default, IsPath

 

■各アダプター

※上記は現在、弊社の方で確認した内容について記載しています。

今後、不具合対応やバージョンアップなどで改善される場合は確認出来次第、反映します。

※ASTERIA Warpのバージョン毎対応表は下記をご参照ください。
オプションアダプター対応表(フルサポート対象)

※他にマルチセレクトオプション固有の制限事項について詳しくは以下のヘルプをご参考ください。
http://www.cdata.com/jp/kb/help/


以上

 

この記事は役に立ちましたか?
1人中0人がこの記事が役に立ったと言っています

他のキーワードで検索する