マルチセレクトオプションにおける注意事項

マルチセレクトオプション(旧 CDataオプション)をご利用いただく際には下記の事項にご注意ください。

目次

■共通

◆動作検証

本オプションの導入前に、自社の要件を満たせるかどうかの動作検証をお願いいたします。接続頻度や1回あたりのデータ量によっては、処理時間が長くなる、API呼び出し回数制限を超えるなどにより、要件を満たせない場合がありえます。

バージョンアップの際も事前に動作検証をお願いいたします。接続先APIの変更等によりアダプターの仕様が変更されている場合があり、フロー修正が必要な場合があります。

◆OAuth認証

ASTERIA Warp 2412から、マルチセレクトオプションについてもクライアント側のフローデザイナーやフローサービス管理コンソール(FSMC)でのOAuth認証が実施できるようになりました。

■ASTERIA Warp 2412以降

 「イニシエートOAuth」に「REFRESH」を推奨(クライアント側認証)

「イニシエートOAuth」に「REFRESH」を指定すると、OAuthでの認証時はクライアント側でブラウザが開くようになります。この場合、ASTERIA Warp サーバーをWindowsサービスやLinux環境で稼働している場合でも認証可能です。

クライアント側認証の設定

  1. 「イニシエートOAuth」に「REFRESH」を設定
  2. 「OAuth設定場所」の設定は空欄(設定不要)
  3. フローデザイナーまたはフローサービス管理コンソール(FSMC)で接続テストを実行

    接続テストをフローデザイナー、FSMCのどちらかで行うかによってリダイレクトURIが異なります。各ヘルプをご参照ください。

  4. ブラウザが自動起動し、認証画面が表示される
  5.  認証完了後、接続テスト成功を確認

■ASTERIA Warp 2406以前または特定の理由でサーバー側認証が必要な場合

「イニシエートOAuth」に 「GETANDREFRESH」(サーバー側認証)

「イニシエートOAuth」に「GETANDREFRESH」を指定すると、OAuthでの認証時はサーバー側での認証となります。

サーバー側認証の設定

システムコネクションを作成する際には「OAuth設定場所」プロパティにコネクション固有のパス情報を指定してください。

Windows環境の場合:

ASTERIA Warp サーバーをWindowsサービスではなくスタートメニューから起動してください。OAuthトークンを取得した後はWindowsサービスで利用できます。

コネクション設定の「OAuth設定場所」を設定するときはASTERIA Warpを起動したアカウント(Windowsアカウント若しくはWindowsサービス)がアクセスできるパスを指定してください。

  1. ASTERIA Warpをスタートメニューから起動(Windowsサービスは停止)
  2. 「イニシエートOAuth」に「GETANDREFRESH」を設定
  3. 「OAuth設定場所」に以下の例のようにトークンファイルの出力先パスを設定
    (例)C:\multiselect\OAuth.txt

  4. 接続テストを実行し、サーバー側でブラウザが起動
  5. 認証完了後、OAuthトークンが取得されたことを確認
  6. 以降はWindowsサービスで利用可能

Linux環境の場合:

サーバー側でブラウザが起動する認証はできませんが、別環境で作成したOAuthトークンファイルを当該環境へ配置する方法で利用できます。この場合、配置したOAuthトークンファイルのフルパス情報を「OAuth設定場所」プロパティに設定してください。

  1. Windows環境で上記の「Windows環境の場合」の手順5までを実施

  2. 「OAuth設定場所」に出力されたトークンファイルをLinuxサーバーにコピー

  3. 「OAuth設定場所」に2のトークンファイルのフルパスを指定
  4. ファイルの権限を確認(ASTERIA Warp実行ユーザーが読み取り可能であること)

■補足事項

その他、OAuth認証の設定について詳しくは以下のヘルプを参考にしてください。
https://cdata.com/jp/kb/help

■注意事項

コネクションのプロパティを編集して保存すると、OAuthトークンファイルが自動的に削除されます。編集後は必ず接続テストを実行して、OAuthトークンを再取得してください。

※トークン再取得前にフローを実行すると認証エラーが発生します。

■よくあるトラブルと解決方法

◇ ブラウザが起動しない

原因: デフォルトブラウザが設定されていない、またはブラウザが起動できない環境
対処:
 - Windowsの場合: 既定のブラウザを設定
 - Linux/サーバー環境: クライアント側認証(REFRESH)に変更するか、別環境でトークン作成

◇ 「redirect_uri_mismatch」エラー

 原因: 認証サービス側のリダイレクトURIとコネクションの「コールバックURL」が一致していない
 対処: 両方の設定値を確認し、完全に一致させる

◇ 「invalid_client」エラー

 原因: OAuthクライアントIDまたはシークレットが誤っている
 対処: 認証サービス側で発行した正しい値を再設定

◇ コネクション編集後に認証エラー

 原因: コネクションを編集するとOAuthトークンファイルが削除される仕様
 対処: 接続テストを再実行してOAuthトークンを再取得

◇ Linux環境で認証できない(サーバー側認証の場合)

 原因: GUIに対応していないためブラウザが起動できない
 対処:
 1. Windows環境で同じコネクション設定を作成
 2. 接続テストを実行してOAuthトークンファイルを取得
 3. トークンファイルをLinuxサーバーにコピー
 4. 「OAuth設定場所」にLinux上のフルパスを設定

◆動作環境

■トランザクション

トランザクションには対応していません。

■API呼び出し回数制限(Rate Limit)

マルチセレクトオプションは、接続先のシステムやサービス(以下、接続先)が提供しているAPIを利用します。そのため、接続先側で規定されているAPI呼び出し回数制限の影響を受けることがあります。制限内容や実績値の確認方法は接続先ごとに異なりますので、接続先側にてご確認ください。

■カスタムオブジェクト

追加したカスタムオブジェクトがSQLビルダー画面などで表示されない場合は以下の通り、該当コネクションのスキーマ情報のキャッシュをリセットすることで表示されます。

  1. 新規フローを作成して各アダプターのSQLCallコンポーネントを配置し、以下の通りプロパティ設定を行う
    • コネクション名:既存のコネクション
    • 実行する処理:「任意のSQLを実行」
    • SQL文:「RESET SCHEMA CACHE」
  2. フローを実行する

■サービス側での権限設定

データの読み書きにはサービス側で権限を与える必要があるものがあります。詳しくはサービスのAPIなどを参照してください。

■プロキシの設定

プロキシ環境を利用する際には、使用するコネクションで個別にプロキシサーバーの情報を設定する必要があります。

管理コンソールの「設定 > プロキシ」画面で設定した情報は使えませんのでご注意ください。

下記のFAQをご参照ください。

■変更履歴

ASTERIA Warp 2512

  • 静的に定義されたビューのすべてのカラムが読み取り専用としてレポ―トされるようになりました。
  • 射影部分でIN 条件にNULL 値が使用される際の動作が修正されました。 0ではなくNULL が返されるようになりました。例えば、"NULL IN (1,2)" は"NULL" を返します。
  • 動作変更:非テーブルクエリにおける文字列値比較の不整合が修正されました。例えば、"SELECT 'A' = 'a'" は以前はfalse を返していましたが、現在はtrue を返します。
  • ヒープ使用量を削減するため、ページプロバイダーでメモリに保持される最大ページ数が15から5に変更されました。
  • ConnectionType プロパティから"ADLS Gen 1" の値が削除されました。
  • 例外処理の内部コードがリファクタリングされました。特定のエラー条件で返される例外メッセージの表現や書式が変更されている場合があります。
  • ProxyAuthscheme から"Proprietary" 列挙オプションが削除されました。

ASTERIA Warp 2506

  • マルチセレクトオプションの各コネクションでログ出力の設定をした場合、そのログに実行中のアクションに関連するThread ID が含まれるようになりました。

ASTERIA Warp 2412

  • クライアント側でのOAuth認証に対応しました。
    • ただし、MFクラウド経費アダプターについては未対応のため、OAuth認証が必要な場合は従来通りサーバー側での認証をお願いいたします。

ASTERIA Warp 2406

  • FDMonth、FDQuarter、FDWeek、LDMonth、LDQuarter、LDWeek関数の戻り値の型は、TimestampからDateに変更されました。
  • ABS関数の戻り値の型は、パラメータ値の型と一致するようになりました。
  • ROUND関数は、負の精度値を受け付けなくなりました。

ASTERIA Warp 2312

  • 下記のシステムテーブルが追加されました。
    sys_lastresultinfo
  • SELECT INTO CSV文のサポートが削除されました。

ASTERIA Warp 2306

  • sys_procedureparameters テーブルに以下のカラムを追加しました。
    Default, IsPath

■各アダプター

※上記は現在、弊社の方で確認した内容について記載しています。

今後、不具合対応やバージョンアップなどで改善される場合は確認出来次第、反映します。

※ASTERIA Warpのバージョン毎対応表は下記をご参照ください。
オプションアダプター対応表(フルサポート対象)

※他にマルチセレクトオプション固有の制限事項について詳しくは以下のヘルプをご参考ください。
http://www.cdata.com/jp/kb/help/


以上

 

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