一部Windowsサーバーにて、WindowsのサービスからASTERIA Warp 2012が起動できない現象を確認いたしました。
(Windowsのスタートメニューからの起動は問題ない現象です)
■現象
Java VMのバージョン8u261以降を動作環境とするASTERIA Warp 2012をWindowsのサービスにて起動しようとすると以下のようなメッセージが出力されます。
ローカルコンピューター上のASTERIA Warpサービスは起動して停止しました。
サービスの中には、ほかのサービスやプログラムで使用されていない場合は自動的に
停止するものがあります。
イベントビューアーのApplicationログには以下のようなメッセージが出力されます。
ソース "ASTERIA Warp" からのイベント ID 0 の説明が見つかりません。このイベントを発生させるコンポーネントがローカル コンピューターにインストールされていないか、インストールが壊れています。ローカル コンピューターにコンポーネントをインストールするか、コンポーネントを修復してください。
イベントが別のコンピューターから発生している場合、イベントと共に表示情報を保存する必要があります。
イベントには次の情報が含まれています:
Can not invoke start main method: Can not load JVM: C:/Program Files/Java/jdk1.8.0_271/jre/bin/server/jvm.dll
■原因
Java VMのバージョン8u261以降を動作環境とするASTERIA Warp 2012が使用しているライブラリ「vcruntime140.dll」が認識されないため。
■対応策
- 本現象に対応した公開パッチを適用する
次の公開パッチを適用して問題が解決するかご確認ください。
Windowsのサービスからフローサービスを起動できない不具合を修正 - Java VMのバージョン8u251以前を動作環境とする
動作環境としてJava VMのバージョン8u251以前を利用する方法です。
使用するJava VMのバージョンを変更するには下記の情報をあわせてご参考ください。
使用するJavaを変更するには
■Amazon Correttoを使用している場合
Amazon Correttoを使用しているときにはOSの環境変数 PATHにAmazon Correttoのbinのパスを追加してください。
例)
PATH=C:\Program Files\Amazon Corretto\jdk1.8.0_302\bin;C:\Windows\system32;C:\Windows;C:\Windows\System32\Wbem;C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\;C:\Windows\System32\OpenSSH\;C:\Program Files\Amazon\cfn-bootstrap\;C:\Users\Administrator\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps;