新たにリリースされたASTERIA Warp 1610ではFSMCから設定の初期化を行う機能が追加されました。
このFSMCから設定の初期化を行う際の注意点を以下に示します。
■初期化機能について
初期化機能は「FSMC > システム > 初期化」画面で実行することができます。
初期化機能では下記の設定情報が初期化及び再設定されます。
1. データフォルダーの初期化
2. 使用ポート番号の再設定
3. asuユーザーのパスワードの再設定
テストなどにより設定値を変更し運用した後、上記項目についてシステムをインストールした後の初期状態に戻すことができる機能となります。
■初期化時の注意点
今回新たに実装したこの初期化処理を行う際フローサービス全体の再起動が必要となりますが、現状ではasuユーザーパスワードの再設定処理に不具合があり、事前に下記の操作を行う必要があります。
初期化後フローサービスを再起動する前に「FSMC > 設定 > パスワード」画面にて
・現在のパスワード:[現在のasuユーザーのパスワード]
・新しいパスワード:[現在のasuユーザーのパスワード]
・新しいパスワード(確認用):[現在のasuユーザーのパスワード]
のように設定し、更新してからフローサービスを再起動してください。
※上記の操作を行わずに再起動してしまうとFlowServiceプロセスが正常に起動されません。
その場合はFSMCにて上記のようにパスワードを変更し、もう一度フローサービスを再起動してください。
※この不具合については次のバージョンで修正します。
■参考情報
初期化される設定項目について詳細は下記をご参考ください。
1.データフォルダーの初期化
FSMCの設定項目としては下記の通りとなります。
・コネクション配下のすべて:初期化対象外
・トリガー配下のすべて:初期化対象外
・プロキシ配下のすべて:初期化対象外
・SSL配下のすべて:初期化対象外
・ログ > システム:初期化対象
・ログ > アプリケーション:初期化対象外
・ログ > 削除:初期化対象外
・通知:初期化対象
・サービス > フロー > サーバー:初期化対象外
・サービス > フロー > 起動:初期化対象
・サービス > フロー > 通信:初期化対象
・サービス > フロー > チェックポイント:初期化対象
・サービス > フロー > フローエンジン:初期化対象
・サービス > フロー > HTTPリスナー:初期化対象
・サービス > フロー > HTTPSリスナー:初期化対象
・サービス > フロー > フローデザイナーリスナー:初期化対象
・サービス > FTP:初期化対象
・サービス > MC:初期化対象
2.ポート番号の再設定
インストール時に初期設定画面で設定したポート番号を再設定します。
3.asuユーザーパスワードの再設定
初期設定画面で設定したパスワードにするのではなく、現在のパスワードを再設定します。
以上