ASTERIA Warp 2106のリリースに伴い、リモートワーク対応の一環として管理コンソール(FSMC)、フローデザイナーからASTERIA WarpサーバーへSSL/TLSを利用して接続することができるようになりました。
この対応で、ASTERIA Warpサーバーとの通信内容が暗号化され、リモートワーク時にも安心・安全な環境で利用できます。
今回は、ASTERIA WarpサーバーへSSL/TLSを利用した通信を行うための設定手順をご紹介します。
■設定手順
1.証明書の準備
ASTERIA Warpサーバーへサーバー証明書として登録する証明書を準備します。
ASTERIA Warpサーバーで対応可能なファイルの形式は、PKCS#12、JavaKeyStoreになります。
2.証明書をサーバー証明書としてインポート
FSMCへログインし、「FSMC > 設定 > SSL > サーバー証明書」画面にて証明書をインポートします。
インポートするファイルと各パスワードを指定して実行ボタンをクリックします。
ここでは、OKボタンをクリックします。
証明書情報を確認します。
インポート時に指定した、格納用パスワードを入力して表示ボタンのクリックします。
証明書情報が正しく表示されることを確認します。
3.FSMCのHTTPSプロトコルを有効に設定
「FSMC > 設定 > サービス > MC」画面上部の通信にてHTTPSを「ON」に指定して保存ボタンをクリックします。
4.フローサービスの再起動
設定を有効にするためにフローサービス全体を再起動します。
これで完了です。
■SSL/TLSで接続
1.管理コンソール(FSMC)
以下のURLで接続します。接続するポート番号は「n8443」となります。
https://<サーバー名>:n8443
※ポート番号の先頭の n は、フローサービスの初期設定画面で指定したいずれか(20000番台、30000番台、40000番台)の値となります。
ASTERIA WarpサーバーへHTTPSプロトコルを利用してSSL/TLSで接続できます。
2.フローデザイナー
フローデザイナー起動後、サーバーを追加するとログイン画面が表示されます。
ここで、サーバー名を入力してSSLで接続をチェックするとポート番号が「n1382」に変わります。
ユーザー名とパスワードを入力してOKボタンをクリックすると、
フローデザイナーからASTERIA WarpサーバーへSSL/TLSを利用して接続できます。
他のツール(テーブル定義書、ログビューアー等)からもフローデザイナーと同様にASTERIA WarpサーバーへSSL/TLSを利用して接続することができます。