データのマッピングを行うには

Mapper コンポーネント(マッパー)

入力ストリームと出力ストリームの変換操作を設定する(データのマッピングを行う)には、Mapperコンポーネントを使用します。CSV形式を別のフォーマットのCSV形式で出力させたり、Record形式やXML形式も含め互いに変換させたりと、さまざまな変換処理が可能です。

Mapper コンポーネントを配置する

1.パレットのMapperコンポーネント(「データ をマッピングします」)をワークスペースへドラッグして配置する


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HINT

「お気に入り」について
パレットの左側には「お気に入り」と呼ばれる領域があり、よく使うコンポーネントを常に表示しておくことができます。「コントロール」タブのMapperコンポーネントは、初期設定で「お気に入り」に配置されています。

コンポーネントを「お気に入り」に登録するには
パレット上のコンポーネントアイコンを右クリックし、 メニューから「お気に入りに追加」を選択します。なお、お気に入りに追加したコンポーネントは、元のカテゴリータブには表示されなくなります。

 

2.必要に応じて前後の接続線をつなぎ直し、出力 ストリーム定義を編集する

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マッパーとは
データのマッピングに特化したMapperコンポーネントのことを「マッパー」といいます。フローデザイナーでマッパーをダブルクリックすると、マッピングウィンドウが表示され、データの差し込み設計ができるようになります。


Mapperコンポーネントでマッピングを行うために
あらかじめ、入力ストリームと出力ストリームのフィー ルド定義を行っておく必要があります。入力ストリームのフィールド定義は、Mapperコンポーネントの直前のコンポーネントで定義します。出力ストリームのフィールド定義は、通常はMapperコンポーネントで行いますが、RDBPutコンポーネントやExcelPOIOutputコンポーネントなど、場合によってはMapperコンポーネント直後のコンポーネントで定義することもあります。

 

3.配置したMapperコンポーネントをダブルクリックする


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4.入力フィールドと出力フィールドの項目を連結してマッピングを行う


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左側から右側へ、それぞれの項目をドラッグして連結します。マッピングウィンドウでは、左側でコンポーネントのプロパティや各種変数の値を参照し、右側のコンポーネントプロパティや各種変数の値を設定します。

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出力フィールドの定義をすばやく設定するには
入力ストリームと出力ストリームのフィールド定義が同様のときは、入力ストリーム定義を出力へコピーすることですばやく設定できます。それには、配置されたMapperコンポーネント、またはマッピング領域を右クリックして、メニューから「入力ストリーム定義を出力にコピーする」を選択します。

複数の項目を一度にマッピングするには
複数の項目を選択し、一括で連結できます。操作の前に、マッピングウィンドウで右クリックし、「複数フィールドの連結方法」のメニューから連結方法をあらかじめ選択しておきます。「フィールドの順序」だけでなく、名前や間隔によっても連結できます。なお、複数の項目を選択し操作するときは、中央のマッピング領域まではまず真横にドラッグするようにしてください。斜めにドラッグすると、その他の項目まで選択または選択解除されてしまいます。

CAUTION

マッピングを行うためには、マッピングウィンドウの左側(入力)と右側(出力)で、それぞれのフィールド定義が表示されていることが必要です。それらの場所に表示されていない項目をマッピングすることはできません。

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