HTTPStartで取得したHTTPリクエストやPOP3、IMAPコンポーネントで取得したメールデータをMIMEストリームとして解析しようとしたときに、実際にどのようなデータが流れているか、確認したいと思うことがあります。
そんなときは、ひとまず、
「HTTPStart(MIME) - FilePut - EndResponse」
といった感じで一旦、MIMEストリームをファイルに保存してみています。
※POP3,IMAPの場合
一旦ファイルに保存してしまえば、内容をじっくり確認できますし、生成したファイルをもとに
「Start - FileGet(MIME) - MIMEDecode - ・・・・・・」
という感じでフローを作れば、MIME解析のフロー設計や動作の確認も楽になります。
※動作確認時にいちいちHTTPリクエストやメールの送信を何度も繰り返すのは結構、大変ですし。。。
MQLの使い方はADNのドキュメントにあるMIMEDecodeコンポーネントでメールの添付ファイルを処理するやMQL (MIME Query Language for FlowService)を参考にしてください。
また逆に、HTTPGet、HTTPPost、RESTコンポーネントなどでHTTPサーバーと通信するフローを作ったときに、どんなHTTPリクエストを送信しているのか確認したいこともあります。
REST コンポーネントでは、「RESTのテスト」画面を使ってHTTPリクエストのテストを実行することができ、「Request」タブでテスト実行したリクエ ストのMIMEを確認することができますが、送信するボディ、URLパラメータ、送信ヘッダーなどをフローの一連の動作で動的に挿入している場合など、ど うしても「RESTのテスト」画面単体では確認が難しいこともあるかと思います。
そこで、先ほどのMIMEストリームをファイルに保存するフローを一つ作成してトリガーで設定したURLに接続先を変更して、出力された内容を確認してみるのもよいでしょう。
※メソッドやURLパラメータはMIMEストリームには含まれないようなので、別途、システム変数や公開変数を用意して取得する必要があるようです。
HTTPリクエストの参考例がマニュアルなどに記載されていれば、出力したMIMEの内容と見比べることもできます。
WARP4.8新機能紹介 ~ URLトリガーにPUTとDELETEを追加にありますが最新版ではPUT、DELETEメソッドもURLトリガーで受け付けているようですし、ファイル保存だけするとてもシンプルなフローを一つ作成する簡単な作業ですので、どんなHTTPリクエスト、メールデータが流れているか確認したい、自分が送信しているHTTPリクエストの内容を確認してみたい といったときには、一度、試してみるのもよいかもしれません。
HTTPリクエストやメールデータをMIMEとして解析するときのTips
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