フローデザイナーのプロジェクトバックアップ機能を使っていますか?
便利な機能ですのでご紹介します。
バックアップ機能と聞いて思い浮かべるのは、フローデザイナーを終了するときや、プロジェクトを閉じるときに表示される「バックアップの保存」ダイアログだと思います。
このダイアログはプロジェクトに何らかの修正が行われた場合に表示されるのですが、ここに説明を記述して保存するとプロジェクトがバックアップされます。
デザイナーの操作に慣れてくると、プロジェクト保存時に毎回表示される「バックアップの保存」ダイアログでの操作が面倒になってきます。
ダイアログを出さずにバックアップを行いたい場合は、「ツール」メニューから「環境設定」を開き、
「全体」タブの「バックアップ」で、「自動バックアップ時に確認ダイアログを表示する」のチェックを外して下さい。
さて、プロジェクトのバックアップを単なるバックアップとしてだけではなく、もっと別の使い方は出来ないものでしょうか?
そこで、便利な使い方の一例としてフローの動作テストのときに使用する方法を紹介します。
フローを作成していてコンポーネントの値を差し換えて動作確認をする時などに、コンポーネントをコピーしてプロパティを編集しリンク線を付け替えたりすることがあると思います。
リンクを付け替えて→フローを実行して→リンクを元に戻す
といった手順です。
ここでバックアップを使用します。
まず、ツリーペインでプロジェクトを右クリックして「バックアップ」メニューを選択、説明を記述して保存します。
コンポーネントのプロパティを編集して、再度ツリーペインから「バックアップ」を行います。
「テスト用その1」という説明で保存します。
さらにコンポーネントのプロパティを編集して、再度ツリーペインから「バックアップ」を行います。
「テスト用その2」という説明で保存します。
これで、実際のフローと2つのテストパターンを保存できました。
切り替えるときは、ツリーペインでプロジェクトを右クリックして「バックアップを開く」から対象のテストパターンを選択して「このファイルと置換」をクリックします。
この方法を使うと実際に動作確認に使用したフローを保存しておけるので便利だと思います。いかがでしょうか?
是非お試しください。