URLトリガーにPUTとDELETEを追加

URLトリガーで受け付けるHTTPリクエストはGETとPOSTのみだったのですが、WARP4.8でPUTとDELETEも受け付けることができるようになりました。

いつものように、簡単なフローで試してみましょう。まず、URLトリガーで実行されるフローを作成します。このフローは次のような簡単なフローです。
url_1.png

そして、システム変数の設定で「HTTPリクエストのメソッド」を選択して、受け付けたHTTPリクエストのHTTPメソッド(GETやPOSTなど)の値をフローで扱えるようにします。
system_var.png

最初のフローのマッパーでは次のようにして、システム変数の「HTTPリクエストのメソッド」をストリームにマッピングします。
mapping.png

これで、HTTPリクエストを受け付けると、リクエストのHTTPメソッドをそのまま相手に返すというフローができます。このフローをURLトリガーとして登録しておきます。

次に、HTTPリクエストを送信するフローを作成します。このフローも見ての通りとても簡単なフローです。
url_2.png

このフローのRESTコンポーネントのプロパティは次のように設定します。
プロパティ名
コネクションを使用 いいえ
URL http://localhost:21380/guest/Project1/Flow1
※上記は例です。URLトリガーに設定したURLにします
HTTPメソッド GET, POST, PUT, DELETE が選択できます

HTTPメソッドプロパティでHTTPメソッドを変更できます。まずはGETを選択してフローを実行してみましょう。
get.png

フローを実行すると、RESTコンポーネントが最初に作成したフローへHTTPリクエストを送信します。そして、HTTPリクエストを受信した最初のフローでは、受信したHTTPリクエストのHTTPメソッドを呼び出し元のフローに返します。
get_res.png

フローを実行した結果として確かに "GET" という文字列が返ってきましたね。

次に、HTTPメソッドをPUTに変更してフローを実行してみます。
put.png

put_res.png

実行した結果として "PUT" が返ってきました。HTTPメソッドをDELETEにすれば "DELETE" が返ってきます。これで、URLトリガーでPUTやDELETEが使えるようになったことが分かります。

URLトリガーでPUTやDELETEが使えるようになるとフローサービスの用途がいろいろ広がります。例えばRESTfullなAPIサーバーをフローサービスを使用して作成することも簡単にできそうですね。
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