外部変数とそのスコープ

ASTERIA Warpには、異なるフロー間で参照可能な「外部変数」という便利な機能があります。

使用方法は以下のとおりです。

1.フローデザイナー上の「Project/Flowツリー」ペインにある外部変数セットアイコンをクリックし、外部変数セットパネルから外部変数セットを作成します。

2.作成した外部変数セットを、フローのワークスペース上にドラッグ&ドロップすることで、そのフロー内で利用できるようになります。

同じ外部変数セットを他のフローのワークスペースにドラッグ&ドロップすれば、フロー間で外部変数を共有することも可能です。

外部変数セットには、以下の4種類の変数(正確には、「定数」とスコープの異なる3種類の「変数」)があります。


【定数】

外部変数セットで設定した初期値が、同じ外部変数セットパネルで変更されるまで常に有効です。

設定した値は、ASTERIA Warpの再起動後も保持されます。

【リクエスト変数】

一連の実行単位である同一リクエスト内で共有される変数です。

各リクエストの開始時に設定した初期値で初期化されます。

【セッション変数】

Cookieを処理できるブラウザなどからのHTTPリクエストで、フロープロパティの「セッション」が「保持する」と設定されている場合、この変数が共有されます。

各セッションの開始時に設定した初期値で初期化されます。

ただし、FlowInvokerコンポーネントなどを利用して別ユーザーのフローを同一セッションで実行する場合は、セッション変数の共有は行われませんのでご注意ください。

【アプリケーション変数】

一度登録すると、外部変数セットの削除や外部変数セットパネルでの初期化・編集を行わない限り、永続的に利用可能です。

設定した値は、ASTERIA Warpの再起動後も保持されます。


 

また、この外部変数とは別にフロー内でデータを一括保存できる「ストリーム変数」も用意されています。

この変数は、スコープとして「セッション」または「リクエスト」を選択できます。

有効範囲は、それぞれ上記の「セッション変数」「リクエスト変数」と同様です。

 

 
外部変数とそのスコープ.png
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