今回は、ASTERIAが持つ六つのトリガーの内の1つ、メールトリガーをご紹介します。
ご紹介と言っても、メールトリガーは、比較的ポピュラーな機能ですので、実際にお使いいただいているケースも多々あるかと思います。なので、ここでは、メールトリガーを使うとフローってどう起動されるの?というところに焦点をあててご説明します。
メールトリガーは、MQトリガーと同じように、指定した間隔でサーバーへ問い合わせるポーリング型のトリガーです。サーバーへ問い合わせ、メールが存在すれば、トリガー設定で指定されたフローを実行します。メールトリガーでは、本文処理用のフロー、添付ファイル処理フロー(複数の添付ファイルがある場合、シリアルに連続実行します)、先の2種類のフローでエラーが発生した場合のエラー処理フローを指定することができます。
これらのフローの関係は、トリガーを1つの親フローとして、最初に本文処理用フローが呼ばれ、次に添付ファイル処理フローがファイル数分呼ばれ、エクセプションフローとしてエラー処理フローが登録されていると考えていただければ結構です。
また、メールトリガーは、指定された間隔でスケジューラーから起動されますので、図のように複数のトリガーが登録されている場合、メールトリガーの起動タイミングが重なると並列に実行します。同じメールトリガーについては、前回の実行が終わっていない場合の処置(処理をスキップ/実行する)をトリガー設定で指定できます。
このような構成でトリガーを実行しますので、複数サーバーへのトリガー設定や大量なメール処理、添付ファイル処理をお考えの場合は、処理のスループットと監視間隔の兼ね合いが重要となります。
