ExcelSheetDeleteコンポーネント
ExcelSheetDeleteコンポーネントを利用すると、Excelファイルから特定のシートを削除して、 その削除した状態をストリームに出力できます。FilePutコンポーネントにより、削除した状態のExcelファイルを取得できます。なお、元のファイルの状態は変わりません。
Excelファイルのシートを削除し、出力する
1. FileGetコンポーネントなどで読み込み対象のExcelファイルを指定してから、「Excel」タブからExcelSheetDeleteコンポーネント(「Excelファイルから指定されたワークシートを削除します」)をドラッグして配置する
2. 配置されたExcelSheetDeleteコンポーネントを選択し、「削除するシート名」に削除対象のシート名を指定するHINT
ExcelSheetDeleteコンポーネントを読み込む際に、「ストリーム定義をBinaryに変換します」という確認画面が表示されたら「はい」をクリックして閉じてください。
3. 削除後のファイルを得るには、FilePutコンポーネントを配置し、「ファイルパス」プロパティに、出力Excelファイルへのパスを指定するフローを実行すると、「ファイルパス」プロパティで指定した場所に、指定したシートが削除された状態のExcelファイルが出力されます。
HINT
読み込み可能な情報について
ExcelSheetDeleteコンポーネントで読み込み可能なファイルは、使用しているPOIのライブラリに準じます。ただし、Excel97-2003形式(xls形式)ファイルでは、以下のようなセル・オブジェクトを含むExcelファイルはサポートされません(読み込みは可能ですが、保存時に情報が失われます)。また、読み込み元のExcelファイルと、書き込み先の Excelファイルの形式は同一であることが必要です。
- マクロ
- テキストオブジェクト
- 図形
- 名前付きセル参照
- コメント
- 入力規則を設定した計算式セル
CAUTION
Excelファイルでは、最低でも1つのシートが存在する必要があるため、シートをすべて削除することはできません。