エラー処理を設定するには

例外処理

フロー内の各コンポーネントの実行時に、処理の続行が不可能な場合や、処理に失敗した場合、エラー(例外:Exception)が発生します。各コンポーネントおよびフローにはエラー処理プロパティがあるので、それによりエラーが発生した場合の「後処理」を指定します。

コンポーネントでのエラー処理を指定する

1.エラー処理を設定したいフローウィンドウを表示し、対象のコンポーネントアイコンをクリックする

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HINT

ここでは例として、FileGet コンポーネント固有のエラー処理プロパティ(「ファイルが存在しない」プロパティ)にエラー処理を設定します。

コンポーネントのプロパティで、コンポーネント内でエラーが発生したときの後処理を指定できます。各コンポーネントには汎用プロパティがあり、またコンポーネントによっては特定のエラー処理をするための固有のエラー処理プロパティがあります。

コンポーネントおよびフローのエラー処理プロパティに後処理を指定しない状態でエラーが発生した場合、フローは異常終了します。

 

2.インスペクタの「エラー処理」の下にある「汎用」プロパティまたはコンポーネント固有のエラー処理プロパティの値欄をクリックする

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HINT

エラー処理の実行順序
エラー処理フローは、フローとコンポーネントごとに設定できます。エラー発生時は、以下のようにコンポーネントのエラー処理プロパティの指定によって、後処理が行われます。
 1. コンポーネントのエラー処理プロパティが「(なし)」以外の場合、指定された後処理が行われる
 2. コンポーネントのエラー処理プロパティが「(なし)」の場合
  •フローの汎用エラー処理プロパティが指定されている場合、指定された後処理が行われる
  •フローの汎用エラー処理プロパティが指定されていない場合、フローが異常終了する

 

3.「フローの選択」ダイアログで、後処理またはプロジェクトリストからフローを選択し、「OK」をクリックする

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エラー処理フローを設定すると、コンポーネントの左上にエラー処理のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、設定されているエラー処理フローの一覧が表示され、そこから選択したエラー処理フローにジャンプできます。

 

HINT

エラー処理プロパティで指定する後処理の種類
コンポーネントの「エラー処理」プロパティでそれぞれのプロパティの値欄をクリックすると、「フローの選択」ダイアログが表示され、以下の後処理を選択できます。
「(なし)」以外の処理を選択すると、コンポーネントアイコン上にエラー処理を示すマークが表示されます。
 •(なし)
 •エラーを無視する
 •リクエストを終了する
 •フローを終了する
 •エラー処理フローをプロジェクトリストから呼び出す

 

フローでのエラー処理を指定する

1.ツリーペインで対象のフローをクリックする

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2.表示されたインスペクタで、「汎用エラー処理」プロパティの値欄をクリックし、後処理またはプロジェクトリストからフローを選択する

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このようにして、フローを選択したときの「汎用エラー処理」プロパティでも、フロー内でエラーが発生したときの後処理を指定できます。

 

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