関数/関数コレクション
マッピングの際に、複数のマッパー関数を組み合わせて入力側のデータを加工し、出力側にマッピングすることができますが、データを加工するときの共通的な手順を「関数」としてまとめておくことができます。また複数の関数を「関数コレクション」として保存できます。
関数コレクションを作成する
1.ツリーペインのツールバーで「関数コレクションの作成」アイコンをクリックする
2.「関数コレクションの作成」ダイアログでファイル名、関数コレクション名、関数名を入力する
CAUTION
xmp ファイルは、フローの実行時に必ず必要です。
3.作成する関数に合わせて、最小入力数、最大入力数、出力数を指定し、「OK」をクリックする
HINT
「ファイル」メニューから「新規作成」-「関数コレクション」を選択しても同様に、関数コレクションの作成を開始できます。
関数と関数コレクション
フローデザイナーで使われる「関数」は、マッパー関数の応用で、いくつかのマッパー関数の組み合わせを関数として定義して、マッピングウィンドウの中で「サブ関数」として呼び出すことのできる機能です。また、関数コレクションとは、複数の関数をまとめて保存できる単位です。拡張子は「.xmp」で、このファイルを「関数コレクションファイル」といいます。
4.マッピングウィンドウが表示されるので、1つの関数としてまとめたいマッパー関数を配置し、それぞれのプロパティも設定する
5.ツリーペインで関数を右クリックし、メニューから「保存」を選択して保存す
作成した関数は、マッピングシミュレーターを利用して実行結果を確認できます。
この例では、会計(入力 1)と人数(入力 2)を入力し、人数で除算して 10 円単位で切り捨てた金額(出力 1)と、「入力 1 -入力 2 ×出力1」の金額(出力 2)を算出する関数を作成しています。
CAUTION
関数を作成または修正した場合は必ず保存してください。保存することで関数がコンパイルされます。
関数を利用する
1.対象のフローでマッピングウィンドウを表示し、目的の関数をツリーペインからドラッグして配置する
2.関数に対する入力と出力のマッピングを設定する
ここでは関数をツリーペインからドラッグしましたが、マッピングウィンドウのパレットの「制御」タブから呼び出すこともできます。その場合は「制御」タブのSubFunction(「サブ関数」)をワークスペースへ配置して、作成済みの関数名を指定します。
HINT
関数を追加するには
関数コレクションには、関数を複数追加できます。ツリーペインのツールバーで「関数の作成」アイコンをクリックするか、ツリーペインで関数コレクションを右クリックして「関数の作成」を選択します。
関数を削除するには
ツリーペインで関数名を右クリックし、「削除」を選択します。ただし、関数コレクションに 1 つしか関数が含まれていないときにその関数を削除するには、関数コレクション自体を削除する必要があります。