Boxアダプターの紹介

ISIソフトウェアー社製Boxアダプターについてご紹介させていただきます。

このアダプターで使えるコンポーネントは次の通りです。

 

mceclip0.png

Boxからファイルを取得します。

標準

mceclip1.png

Boxへファイルを出力します。

標準

mceclip2.png

Boxからファイルをダウンロードします。

標準

mceclip3.png

Boxへファイルをアップロードします。

標準

mceclip4.png

Boxのファイル一覧を取得します。

標準

mceclip5.png

Boxのファイルを移動またはコピーします。

標準

mceclip6.png

Boxからファイルを削除します。

標準

mceclip7.png

Boxへフォルダを作成します。

標準

mceclip8.png

Boxのフォルダにコラボレーションを設定します。

標準

mceclip9.png

Boxの共有リンクのON/OFFを設定します。

Link_OP

mceclip10.png

Boxのファイルの共有リンクURL、ダウンロードURLを取得します。

Link_OP

mceclip11.png

Boxのアカウントを作成します

Account_OP

mceclip12.png

Boxのアカウントの設定(アカウント名、権限、言語、表示/非表示)を変更します。

Account_OP

mceclip13.png

Boxのアカウントを削除します。

ただし、共同管理者のアカウントは削除不可です。

Account_OP

mceclip14.png

Boxのファイルにメタデータを追加します。

Meta_OP

mceclip15.png

Boxのファイルのメタデータを変更します。

Meta_OP

mceclip16.png

Boxのファイルのメタデータを削除します。

Meta_OP

mceclip17.png

メタデータを条件としてBoxのファイル一覧を取得します。

Meta_OP

mceclip18.png

Boxのグループの新規作成をします。

Account_OP

mceclip19.png

Boxのグループの修正をします。

Account_OP

mceclip20.png

Boxのグループにメンバーを追加します。

Account_OP

mceclip21.png

Boxのグループにメンバーを追加します。

Account_OP

mceclip22.png

Boxのグループのメンバーを削除します。

Account_OP

mceclip23.png

Boxのアカウントにメールエイリアスを追加します。

Account_OP

mceclip24.png

Boxのアカウントに登録されているメールエイリアスを削除します。

Account_OP

 

今回はアダプターを利用するための事前準備とコネクション作成方法についてご紹介させていただきます。

 

 

■事前準備

【Box】

BoxのAPIを利用するために、BoxのWebアプリを設定してください。

Webアプリの設定には、Boxの開発者アカウントが必要になります。

 

  1. 開発者アカウントで、box にログインしてください。
  2. 右上のアカウント名をクリックし、 [アカウント設定] を選択してください。
  3. [アカウント]-[認証]-[追加認証][未承認のログインに対しては2段階認証を必須にする] にチェックを入れてください。    mceclip26.png
  4. ダイアログが表示されるので、[国] を選択し、[携帯電話番号] を入力して 続行 ボタンをクリックしてください。                              mceclip1.png
  5. 携帯電話に確認コードが送信されるため、[確認コード] を入力して 続行 ボタンをクリックしてください。                                       mceclip2.png
  6. アカウント設定 画面に戻るため、変更を保存 ボタンをクリックしてください。
  7. boxの開発者コンソールにアクセスして、開発者アカウントでログインしてください。
  8. [アプリの新規作成] をクリックしてください。
  9. [カスタムアプリ] を選択してください。
  10. [認証方法] で、[サーバー認証(JWT使用)] を選択してください。
  11. アプリの名前を設定し、アプリの作成 ボタンをクリックしてください。
    • アプリ名は「ASTERIA Warp BoxAdapter」としてください。

    • アプリ名を「ASTERIA Warp BoxAdapter」とされない場合は、Boxアダプター内で発行されるAPIが課金対象となりますのでご注意ください。

  12. アプリの作成が成功しましたら、サイドメニューのマイアプリをクリックし、作成したアプリを選択してください。
  13. 構成タブ[OAuth 2.0資格情報][クライアントID] をコピーしてください。                mceclip3.png
    • クライアントIDは後で使用します。
  14. タブ[アプリケーションアクセス] で、[Enterprise] を選択してください。mceclip7.png
  15. 構成タブ[高度な機能] で、[ユーザーとして操作を実行][ユーザーアクセストークンを生成] を有効にしてください。                                                      mceclip8.png
  16. 変更を保存 ボタンをクリックしてください。
  17. 構成タブの[公開キーの追加と管理] で、公開/秘密キーペアを生成 ボタンをクリックしてください。         mceclip9.png
    • 公開/秘密キーペアを生成する際に、2段階認証が要求される場合があります。

      2段階認証を行うと構成画面に戻るため、再度 公開/秘密キーペアを生成 ボタンをクリックしてください。
  18. 公開/秘密キーペアを生成が完了すると、JSONファイルのダウンロード が開始されます。          mceclip10.png
    • ダウンロードしたJSONファイルは再出力ができませんので、必ず保管してください。

    • コネクション設定の際に使用します。

  19. 開発者コンソールを終了してください。
  20. 管理コンソールに管理者アカウントでログインしてください。
  21. [アプリ] を選択してください。                                                mceclip11.png
  22. [カスタムアプリ] を選択してください。                                        mceclip12.png
  23. [カスタムアプリ] で、[] ボタンをクリックしてください。                               mceclip13.png
  24. [クライアントID] を入力して、次へ ボタンをクリックしてください。                        mceclip14.png
  25. 承認 ボタンをクリックしてください。
  26. [カスタムアプリ] の一覧に作成したアプリ名が追加されていることを確認します。

【ASTERIA Warpサーバー】

ASTERIA Warpサーバーでは事前にアダプターをインストールしておく必要があります。

アダプターファイルを事前にISIソフトウェアー社より取得しサーバーにアップロードすることで適用できます。

  1. フローサービス管理コンソールを起動し、管理者でログインしてください。
  2. サイドバーから [システム] を選択してください。
  3. ナビゲーションメニューから [アップデート]-[アダプター] を選択してください。
  4. アクションバーから [アップロード] を選択してください。mceclip15.png
  5. アップロードするファイルの参照ボタンをクリックし、提供されたアダプターファイルを選択してください。
  6. 適用ボタンをクリックしてください。mceclip16.png
  7. フローサービス全体の再起動が要求されますので、OKボタンをクリックしてフローサービスを再起動してください。

mceclip17.png

【フローデザイナー】

ASTERIA Warpサーバー側でアダプターが正常にインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。
手順は下記になります。

  1. フローデザイナーからフローサービスへ接続
  2. メニューの「ツール > コンポーネント/マッパー関数の取得」でjarファイルを取得
  3. フローデザイナーを再起動

mceclip18.png

※適用するバージョンによってファイル名が異なりますので、適切なファイルをダウンロードしてください。

 

【外部ライブラリ】

Boxアダプターを利用するために必要な外部ライブラリを追加します。

ライブラリ名 バージョン ダウンロード先

box-java-sdk

v2.44.1

https://github.com/box/box-java-sdk

minimal-json

v0.9.1

https://github.com/ralfstx/minimal-json

jose4j

v0.4.4

https://bitbucket.org/b_c/jose4j/wiki/Home

bouncycastle bcprov-jdk 15 on

v1.52

http://mvnrepository.com/artifact/org.bouncycastle/bcprov-jdk15on

bouncycastle bcpkix-jdk 15 on

v1.52

http://mvnrepository.com/artifact/org.bouncycastle/bcpkix-jdk15on

slf4j-api

v1.7.25

https://mvnrepository.com/artifact/org.slf4j/slf4j-api

  1. 上記の外部ライブラリをダウンロードしてください。
  2. フローサービスを停止してください。
  3. ASTERIA WARP サーバーの下記フォルダ配下にダウンロードしたjarファイルを格納してください。
    格納先フォルダ : [DATA_DIR]\system\lib\userlib
  4. フローサービスを起動してください。

【Java暗号ポリシー】

Boxとの連携を行うために、認証時に必要な暗号ポリシーの設定を行います。

Java VMのバージョンによって対応内容が異なります。

該当するバージョンの手順に従って実施してください。

<Java 1.8.0_161以降の場合>

設定は必要ありません。

<Java 1.8.0_151の場合>

  1. フローサービスを停止してください。
  2. ASTERIA WARP サーバーにインストールしたJREの下記ファイルをメモ帳で開いてください。

    ファイルパス

    ファイル名

    <JREのインストール先>\lib\security

    java.security

  3. 「crypto.policy=unlimited」の文字列を検索し、先頭の「#」を削除してください。mceclip19.png
  4. ファイルを保存してください。
  5. フローサービスを起動してください。

<Java 1.8.0_144以前の場合>

  1. 下記ファイルをダウンロードしてください。

    ファイル名

    内容

    jce_policy-8.zip

    Java Cryptography Extension (JCE) Unlimited Strength Jurisdiction Policy Files 8

    ダウンロード先 : http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jce8-download-2133166.html
  2. 1.でダウンロードしたファイルを解凍してください。
  3. フローサービスを停止してください。
  4. 2.で解凍した下記のファイルをASTERIA WarpサーバーにインストールしたJREのファイルに上書きしてください。
    対象ファイル 格納先
    local_policy.jar <JREのインストール先>\lib\security

     

    US_export_policy.jar

  5. フローサービスを起動してください。

 

■コネクションの作成

Boxとの連携を実施するためWebアプリ設定で取得したJSONを利用し、コネクションを設定します。

  1. フローデザイナーを起動してください。
  2. BoxアダプターをインストールしたASTERIA Warpサーバーにログインしてください。
  3. [コネクション] タブを選択し、[コネクションの作成] アイコンをクリックしてください。mceclip20.png
  4. [接続情報] で「Box」を選択してOKボタンをクリックしてください。mceclip21.png
  5. プロパティ設定画面が表示されますので、下記の情報を設定してください。
    プロパティ名 設定内容
    ユーザーID BoxのアカウントID
    JSON Boxアプリ設定でダウンロードしたJSONファイルの内容
    プロキシサーバー プロキシサーバーの使用可否

    mceclip22.png

  6. [保存] アイコンをクリックしてください。                    mceclip23.png
  7. [接続テスト] アイコンをクリックしてください。
  8. 成功が表示されたら設定完了です。

■最後に

Box連携アダプターを利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。コネクションの作成後接続テストが正常に行われるとBoxアダプターの各種コンポーネントが使えます。

 

ASTERIA WarpからBox上のファイル操作、メタ情報の操作などが行えます。

  • Box Storage Browserの設定画面mceclip24.png
(1) Boxツリーリスト Boxに格納されているフォルダ構成を表示する領域
(2) アイテム情報 Boxツリーリストで選択されたフォルダ・ファイルの情報を表示する領域
(3) コラボレーション情報 Boxツリーリストで選択されたフォルダのコラボレーション情報を表示する領域
(4) パス設定 プロパティ設定の項目を編集する領域
(5) コラボレーション設定

「権限付与対象」「メールアドレス」「グループ名」「権限」のプロパティを編集する領域(Collaborationコンポーネントのみ)

  • Box Storage And Meta Browserの設定画面mceclip25.png
    (1) Boxツリーリスト Boxに格納されているフォルダ構成を表示する領域
    (2) アイテム情報 Boxツリーリストで選択されたフォルダ・ファイルの情報を表示する領域
    (3) コラボレーション情報 Boxツリーリストで選択されたフォルダのコラボレーション情報を表示する領域
    (4) パス設定 Boxツリーリストで選択されたフォルダまたはファイルのパスを表示する領域
    (5) メタテンプレート Boxに格納されているメタテンプレートを表示する領域
    (6) メタ情報設定 プロパティ設定の項目を編集する領域

 

Boxアダプターについての詳細はISIソフトウェアー社にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています

他のキーワードで検索する