ServiceNowアダプターについてご紹介させていただきます。
このアダプターで使えるコンポーネントは次の通りです。
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ServiceNowへSELECT 文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 |
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ServiceNowのテーブルに対して更新を行います。 |
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ServiceNowへ任意のSQLの実行を行います。 |
今回は、アダプターを使うための事前準備とコネクション作成方法についてご紹介させていただきます。
■事前準備
【ServiceNow】
ServiceNowアダプターを利用するためには予め以下の情報を用意して頂く必要があります。
- インスタンス:ServiceNowインスタンス名。
例えば、インスタンスURL がhttps://MyInstance12345.service-now.com/ の場合は、
インスタンスプロパティに「MyInstance12345」を設定します。 - ユーザー:ServiceNowアカウントのユーザー名
- パスワード:ServiceNowアカウントのパスワード
【ASTERIA Warpサーバー】
ASTERIA Warpサーバーでは事前にアダプターをインストールしておく必要があります。
アダプターは[FSMC]→[システム]→[アップデート]画面にてダウンロードするか、ユーザーサイトからダウンロードしてサーバーにアップロードすることで適用できます。
アダプターのインストールについて詳しくは下記弊社のオンラインヘルプをご参考ください。
[FSMC > システム > アップデート]のオンラインヘルプ
※アダプターのインストール後設定を有効にするためにはフローサービス全体の再起動が必要となります。
【フローデザイナー】
ASTERIA Warpサーバー側でアダプターが正常にインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。手順は下記になります。
- フローデザイナーからフローサービスへ接続
- メニューの「ツール > コンポーネント/マッパー関数の取得」でjarファイルを取得
- フローデザイナーを再起動
※今回ダウンロードするファイルはfccdataservicenow-1912.0821.jarとなります。
■コネクションの作成
事前準備が終わりましたら、コネクションを作成します。
FSMCでコネクションを作成する手順は下記になります。
FSMC画面の[設定]→[コネクション]→[ServiceNow]メニューから「新規」ボタンをクリックします。
コネクション作成画面が表示されますので、下記の通り項目を設定します。
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- 接続名:コネクション名を設定します。
- インスタンス:ServiceNowインスタンス名を設定します。
- ユーザー:ServiceNowアカウントのユーザー名を設定します。
- パスワード:ServiceNowアカウントのパスワードを設定します。
※フローデザイナーからもコネクションの設定が可能です。
■コネクションの接続テスト
ServiceNowアダプターのコネクションが作成されたので、コネクションの接続テストを実行してみます。
以下のようにコネクション接続テスト成功画面が確認できます。
■最後に
ServiceNowアダプターの利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。
コネクションの作成後接続テストが正常に行われるとServiceNowGetコンポーネント、ServiceNowPutコンポーネント、ServiceNowSQLCallコンポーネントが使えます。
各コンポーネントの使い方については既存のRDB系のコンポーネントと同様です。
つまり、RDBGetコンポーネントの付属ツールである「SQLビルダー」、RDBPutコンポーネントの付属ツールである「テーブルの選択」ツールについても同様に使えます。
また、ServiceNowSQLCallコンポーネントを利用してストアドプロシージャを実行することができます。
- ServiceNowGetコンポーネントのSQLビルダー
- ServiceNowPutコンポーネントのテーブル選択