Facebook連携アダプターについてご紹介させていただきます。
このアダプターで使えるコンポーネントは次の通りです。
FacebookへSELECT 文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 | |
Facebookのテーブルに対して更新を行います。 | |
Facebookへ任意のSQLの実行を行います。 |
今回は、アダプターを使うための事前準備とコネクション作成方法についてご紹介させていただきます。
■事前準備
Facebookへの接続時にはOAuth認証を行うため、Facebook for DevelopersでOAuthアプリを作成し、OAuthクライアントIDとOAuthクライアントシークレットを取得する必要があります。
Facebookアダプターが提供するすべての機能を利用するためにはFacebookにてカスタムOAuthアプリを作成し、適切なパーミッションを付与する必要がありますが、投稿内容の取得など、簡単な動作についてはカスタムOAuthアプリを作成せず、埋め込みクレデンシャルを利用すると簡単にFacebookへ接続することができます。
【Facebook】
埋め込みクレデンシャルを利用する場合、Facebook側での事前準備は不要です。
埋め込みクレデンシャルにデフォルトで付与されているアクセス許可は以下の通りです。
- public_profile
- pages_manage_ads
- pages_manage_metadata
- pages_read_engagement
- pages_read_user_content
- read_insights
- ads_read
- business_management
他に追加でアクセス許可を付与するためにはカスタムOAuthアプリを作成してください。
例えば、Facebookページへ投稿する際には以下のパーミッションが別途必要となります。
- pages_manage_posts
OAuthアプリの作成及び、アクセス許可について詳しくはFacebookの関連ドキュメントをご参考ください。
【ASTERIA Warpサーバー】
ASTERIA Warpサーバーでは事前にアダプターをインストールしておく必要があります。
アダプターは[FSMC]→[システム]→[アップデート]画面にてダウンロードするか、ユーザーサイトからダウンロードしてサーバーにアップロードすることで適用できます。
アダプターのインストールについて詳しくは下記弊社のオンラインヘルプをご参考ください。
[FSMC > システム > アップデート]のオンラインヘルプ
※アダプターのインストール後設定を有効にするためにはフローサービス全体の再起動が必要となります。
【フローデザイナー】
ASTERIA Warpサーバー側でアダプターが正常にインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。
手順は下記になります。
- フローデザイナーからフローサービスへ接続
- メニューの「ツール > コンポーネント/マッパー関数の取得」でjarファイルを取得
- フローデザイナーを再起動
※ここでダウンロードするファイルはfccdatafacebook-2012.0992.jarとなります。
■コネクションの作成
事前準備が終わりましたら、コネクションを作成します。
FSMCでコネクションを作成する手順は下記になります。
FSMC画面の[設定]→[コネクション]→[Facebook]メニューから「新規」ボタンをクリックします。
コネクション作成画面が表示されますので、下記の通り項目を設定します。
- 接続名:コネクション名を設定します。
- URL:GaroonアカウントのURLを設定します。
- イニシエート OAuth:GETANDREFRESH を選択します。
現在トークンが存在しない場合にはブラウザを通じてユーザーをプロンプトすることで取得されます。
トークンが存在する場合には必要に応じてリフレッシュされます。
※フローデザイナーからもコネクションの設定が可能です。
■コネクションの接続テスト
Garoon連携アダプターのコネクションが作成されたので、コネクションの接続テストを実行してみます。
以下のようにコネクション接続テスト成功画面が確認できます。
■最後に
Facebook連携アダプターの利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。
コネクションの作成後接続テストが正常に行われるとFacebookGetコンポーネント、FacebookPutコンポーネント、FacebookSQLCallコンポーネントが使えます。
各コンポーネントの使い方については既存のRDB系のコンポーネントと同様です。
つまり、RDBGetコンポーネントの付属ツールである「SQLビルダー」、RDBPutコンポーネントの付属ツールである「テーブルの選択」ツールについても同様に使えます。
また、FacebookSQLCallコンポーネントを利用してストアドプロシージャを実行することができます。
- FacebookGetコンポーネントのSQLビルダー
- FacebookPutコンポーネントのテーブル選択