Microsoft SharePointアダプターについてご紹介させていただきます。
このアダプターで使えるコンポーネントは以下の通りです。
![]() |
SharePointへSELECT文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 |
![]() |
SharePointのテーブルに対して更新を行います。 |
![]() |
任意のSQLを実行します。 |
今回は、Microsoft SharePointアダプターを使うための事前準備とコネクション作成方法について紹介したいと思います。
■事前準備
[Microsoft SharePoint]
コネクション作成時に必要なURL情報を取得しておきます。
URL情報はSharePointでサイト作成時、若しくはサイトへアクセスするとブラウザのアドレスバーから取得できます。
[ASTERIA WARPサーバー]
Microsoft SharePointアダプターを利用するためには事前にインストールしておく必要があります。
アダプターは[FSMC]→[システム]→[アップデート]画面にてダウンロードするか、ユーザーサイトからダウンロードしたアダプターをサーバーにアップロードすることで適用することができます。
アダプターのインストールについて詳しくは下記弊社のオンラインヘルプをご参照ください。
※アダプターのインストール後設定を有効にするためにはフローサービス全体の再起動が必要となります。
[フローデザイナー]
ASTERIA WARPサーバー側でMicrosoft Sharepointアダプター正常にインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。
手順は下記になります。
- フローデザイナーからフローサービスへ接続
- メニューの「ツール > コンポーネント/マッパー関数の取得」でjarファイルを取得
- フローデザイナーを再起動
※今回ダウンロードするファイルはfccdatasharepoint-1806.0500.jarとなります。
■コネクションの作成
事前準備が終わりましたら、コネクションを作成します。
FSMCでコネクションを作成する手順は下記になります。
FSMC画面の[設定]→[コネクション]→[SharePoint]メニューから「新規」ボタンをクリックします。
コネクション作成画面が表示されますので、下記の通り項目を設定します。
- 接続名:コネクション名を設定します。
- URL:Microsoft SharePointの事前準備で取得したサイトのベースURLを設定します。
- ユーザー:認証で使用されるSharePoint ユーザーアカウントを設定します。
- パスワード:ユーザーの認証で使用されるパスワードを設定します。
- Share Pointエディション:使用されているSharePointのエディションを設定します。
SharePoint Online またはSharePoint On-Premise のいずれかを設定します。
■コネクションの接続テスト
Microsoft SharePointアダプターのコネクションが作成されたので、コネクションの接続テストを実行してみます。
■最後に
Microsoft SharePointアダプターの利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。
コネクションの作成後接続テストが正常に行われるとSharePointGetコンポーネント、SharePointPutコンポーネント、SharePointSQLCallコンポーネントが使えます。
各コンポーネントの使い方については既存のRDB系のコンポーネントと同様です。
つまり、RDBGetコンポーネントの付属ツールである「SQLビルダー」、RDBPutコンポーネントの付属ツールである「テーブルの選択」ツールについても同様に使えます。
また、SharePointSQLCallコンポーネントを利用してMicrosoft Sharepointアダプターが提供しているストアドプロシジャを実行することができます。
- SharePointGetコンポーネントのSQLビルダー
- SharePointPutコンポーネントのテーブルの選択