MFクラウド経費アダプターについてご紹介させていただきます。
MFクラウド経費アダプターで使えるコンポーネントは以下の通りです。
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MFExpenseへSELECT文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 |
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MFExpenseのテーブルに対して更新を行います。 |
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任意のSQLの実行を行います。 |
今回は、MFクラウド経費アダプターを使うための事前準備とコネクション作成方法について紹介したいと思います。
■事前準備
[MFクラウド経費]
次の手順に従って、OAuth クライアントクレデンシャル、OAuthClientId、OAuthClientSecret、およびCallbackURL を取得できます。
- MoneyForward Expense アカウントにログインして[For Developer]セクションの[API 連携(開発者向け)]をクリックします。
- [アプリケーションの作成]をクリックします。
- Redirect URI を https://oauth.cdata.com/oauth/ か、デフォルトCallbackURL 値、または任意の別のポート番号に設定してください。
Note:MoneyForward Expense にはHTTPS リダイレクトURI が必要です。 - Scope を「office_setting:write user_setting:write transaction:write report:write account:write public_resource:read」に設定します。
- 変更を保存し、クライアントID、クライアントシークレット、コールバックURL を記録します。これらの値は、OAuth による認証管理に必要です。
[ASTERIA WARPサーバー]
MFクラウド経費アダプターを利用するためには事前にインストールしておく必要があります。
アダプターは[FSMC]→[システム]→[アップデート]画面にてダウンロードするか、ユーザーサイトからダウンロードしたアダプターをサーバーにアップロードすることで適用することができます。
アダプターのインストールについて詳しくは下記弊社のオンラインヘルプをご参考ください。
※アダプターのインストール後設定を有効にするためにはフローサービス全体の再起動が必要となります。
[フローデザイナー]
ASTERIA WARPサーバー側で MFクラウド経費アダプターが正常にインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。
手順は下記になります。
- フローデザイナーからフローサービスへ接続
- メニューの「ツール > コンポーネント/マッパー関数の取得」でjarファイルを取得
- フローデザイナーを再起動
※今回ダウンロードするファイルはfccdatamfexpense-1806.0500.jarとなります。
■コネクションの作成
事前準備が終わりましたら、コネクションを作成します。
FSMCでコネクションを作成する手順は下記になります。
FSMC画面の[設定]→[コネクション]→[MFExpense]メニューから「新規」ボタンをクリックします。
コネクション作成画面が表示されますので、下記の通り項目を設定します。
- 基本タブ
- 接続名:コネクション名を設定します。
- Callback URL:MFクラウド経費の事前準備で作成したアプリケーションのCallback urlsの値を設定します。
- イニシエートOAuth:GETANDREFRESHを選択します。現在トークンが存在しない場合にはブラウザを通じてユーザーをプロンプトすることで取得されます。トークンが存在する場合には必要に応じてリフレッシュされます。
- OAuthクライアントID:MFクラウド経費の事前準備で作成したクライアントIDを設定します。
- OAuthクライアントシークレット:MFクラウド経費の事前準備で作成したクライアントシークレットの値を設定します。
※デザイナーからもコネクションの設定が可能です。
■コネクションの接続テスト
MFクラウド経費アダプターのコネクションが作成されたので、コネクションの接続テストを実行してみます。
今回はOAuthトークン情報を自動で取得更新するために、「イニシエートOAuth」に「GETANDREFRESH」を設定しました。この時、最初にOAuthトークンを取得するにはWARPサーバー側でブラウザが起動され、ログイン画面が表示されます。
ログインに成功するとアプリで必要なアクセス許可をリクエストする画面が表示されますので、承諾をクリックします。
承認をクリックすると認証に成功し、OAuthトークンが取得されます。
※MFクラウド経費アダプターのCallback urlではhttpsプロトコルを使用しているため、localhostを使用している場合は信頼済みサイトとして登録する必要があります。
また、以下のようにコネクション接続テスト成功画面も確認できます。
■使い方
MFクラウド経費アダプターの利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。
コネクションの作成後接続テストが正常に行われるとMFExpenseGetコンポーネント、MFExpensePutコンポーネント、MFExpenseSQLCallコンポーネントが使えます。
各コンポーネントの使い方については既存のRDB系のコンポーネントと同様です。
つまり、RDBGetコンポーネントの付属ツールである「SQLビルダー」、RDBPutコンポーネントの付属ツールである「テーブルの選択」ツールについても同様に使えます。
また、MFExpenseSQLCallコンポーネントを利用してMFクラウド経費アダプターが提供しているストアドプロシージャを実行することができます。
- MFExpenseGetコンポーネントのSQLビルダー
- MFExpensePutコンポーネントのテーブルの選択
■最後に
MFクラウド経費アダプターの注意事項については次の情報をあわせてご確認ください。
なお、MFクラウド経費アダプターで使えるSQL文、またはデータモデルについては下記のCData社のオンラインヘルプもあわせてご確認頂ければと思います。
今回の紹介はここまでです。