ASTERIA WARP 1712のリリースに伴い、Google Workspace(旧称 G Suite)と連携する以下の3つのアダプターが新たにリリースされました。
- Google カレンダーアダプター
- Google コンタクトアダプター
- Google Driveアダプター
今回は、Google Driveアダプターについてご紹介させていただきます。
■事前準備
Google Driveアダプターを利用し、Google ドライブへ接続するためにはOAuth認証情報が必要となります。
Google系のアダプターを利用するためのOAuth認証情報の取得手順、ASTERIA側のコネクション作成、および認証方法は同じですので、以下記事の事前準備の内容をご参考ください。
ここでは、Google Driveアダプターの疑似カラムを利用するために詳細プロパティ「Pseudo Columns」を設定します。
この接続設定の値は、"Table1=Column1, Table1=Column2, Table2=Column3" の形式ですが、ここでは「"*=*"」値を設定し、全てのテーブルと全てのカラムを含めるよう指定します。
■GoogleDrivePutコンポーネントでファイルをアップロード
- フローの構成
あるフォルダーのファイルをGoogleドライブへアップロードする構成となります。
FileListコンポーネントを利用してで指定したフォルダー配下のファイル情報(ファイル名、ファイルパス)を取得し、GoogleDrivePutコンポーネントへ設定し、アップロード処理を行います。 - GoogleDrivePutのテーブル選択
コネクション作成時に詳細プロパティ「Pseudo Columns」を設定したので、疑似カラムが表示されます。ここではLocalFileフィールドにファイルパス情報を設定し、ファイルのアップロード処理を行います。 - マッパーの設定
■GoogleDriveSQLCallコンポーネントでファイルをアップロード
- フローの構成
上記のフロー構成と同様ですが、ここではGoogleDriveSQLCallコンポーネントを利用しています。
Googleドライブアダプターでは「UploadFile」ストアドプロシージャを利用してGoogleドライブにファイルをアップロードすることができます。 - GoogleDriveSQLCallのプロパティ設定
GoogleDriveSQLCallのプロパティは上記のように設定しています。
ストアドプロシージャに渡すパラメーターはGoogleDriveSQLCallのSQLパラメーターとして定義して設定します。 - マッパー設定
Google ドライブ画面でアップロードされたファイルが確認できます。