Google スプレッドシートアダプター③:GoogleSheetsPutコンポーネントの使い方

前回はGoogleSheetsGetコンポーネントの使い方について紹介しました。
今回はGoogleSheetsPutコンポーネントについて紹介します。

それでは、「ASTERIA Sheets」の「パートナー一覧」ワークシートを利用して書き込み処理(データの登録、更新、削除処理)をやってみたいと思います。

 

■登録処理

先ずは、登録処理としてCSVファイルから取得したデータを「パートナー一覧」ワークシートに登録してみましょう。

  • CSVファイルの内容

  • フローの構成とテーブルの選択画面の設定内容

  1. GoogleSheetsPutコンポーネントのコネクション名プロパティに作成しておいたGoogleSheetsコネクション名を指定します。
  2. GoogleSheetsPutコンポーネントをダブルクリック又は、右クリックして表示されるメニューから「テーブルの選択」をクリックし、テーブルとフィールドの設定を起動します。
  3. テーブル一覧からテーブルを指定するとテーブルのフィールド一覧が表示されるので、書き込むフィールドを指定します。
    ここではパートナー一覧テーブルのIdを除いたすべてのフィールドを指定します。
  4. フィールドを選択してOKボタンをクリックすると指定したテーブル名とインスペクタの入力タブにフィールド一覧が表示されます。
  5. 実行する処理プロパティに適切な処理を指定します。
    ここではInsert処理を指定しておきます。

GoogleSheetsPutコンポーネントの設定もRDBPutコンポーネントの設定と同じであることがわかりますね。

それでは、作成したフローを実行して結果を確認してみましょう。

ご覧の通り、2件のデータが新たに追加されていることが確認できました。

 

■更新処理

次に、新たに登録したデータに対して更新処理をやってみたいと思います。

  • フローの構成

ご覧の通り、Google スプレッドシートのパートナー一覧ワークシートから特定データを取得し、そのデータの特定項目のデータの更新処理を行う構成となります。

各コンポーネントの設定詳細についても確認してみましょう。

  • GoogleSheetsGetコンポーネントのSQLビルダー

パートナー一覧ワークシートから会社名が「ASTERIA株式会社」であるデータを取得するように設定しています。
ここではキーである「Id」項目のみ、取得項目として指定しています。

  • GoogleSheetsPutコンポーネントのテーブルの選択

今回は電話番号を更新しようと思いますので、キーである「Id」項目と更新対象である「電話番号」項目のみ、選択しています。

  • GoogleSheetsPutコンポーネントのインスペクタの設定


基本タブでは実行する処理を「Update」に設定し、入力タブではテーブルの選択画面で指定した項目が表示されることが確認できます。

  • マッパー

マッパーではGoogleSheetsGetコンポーネントで取得した「Id」をそのままGoogleSheetsPutコンポーネントの「Id」項目にマッピングしていて、「電話番号」項目には更新する電話番号「03-1111-1111」でマッピングしています。
つまり、会社名が「ASTERIA株式会社」であるパートナーの電話番号は「03-1111-1111」に更新されるはずです。

それでは、作成したフローを実行し、結果を確認してみましょう。

Google スプレッドシートのパートナー一覧ワークシートの画面から「ASTERIA株式会社」の電話番号が「03-1111-1111」に更新されていることが確認できますね。

 

■削除処理

最後に、上記のデータについて削除処理をやってみたいと思います。

フローの構成は更新処理と同じでGoogleSheetsPutコンポーネントの「実行する処理」プロパティを下記のように「Delete」に設定を変更して実行してみます。

下記の通り、Google スプレッドシートのパートナー一覧ワークシートの画面から「ASTERIA株式会社」データが削除されていることが確認できます。

 

今回の紹介はここまでです。
次回はGoogleSheetsSQLCallコンポーネントの利用について紹介したいと思います。

 

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