スケジュールで起動されたフローのデバッグ方法をご紹介します。
スケジュールで起動とは、Schedulerからフローが起動されるということなので、(Schedulerという)外部からフローが起動されるとも言えます。
フローデザイナーのデバッグ時のダイアログを見ていただくと、プロジェクトとフローの名前の下にチェックボックスが3つ並んでいます。
一番右に「外部からフローを実行する」というチェックボックスがあります。
このチェックボックスにチェックを入れることでスケジュールで起動されたフローをデバッグすることができます。
では、手順を説明します。
- 事前準備
まず、スケジュール実行するフローを作成します。
今回は以下のような「スケジュール」プロジェクトに「スケジュールフロー」を作成しました。
実行設定のメニューから「一定間隔で実行」を選択します。
30秒間隔で実行するように設定し、登録します。
準備が整いました。30秒間隔で「スケジュールフロー」が実行されています。 - デバッグの実行
メニューからデバッグアイコンをクリックし「フローのデバッグ」ダイアログを表示します。
「外部からフローを実行する」と、今回は「フロー開始時にブレークする」もチェックをいれて「実行」ボタンをクリックします。
デバッガダイアログが表示されて、「待受中」とタイトルに表示されています。
この状態でスケジュールが実行されるのを待ちます。
30秒間隔の「スケジュールフロー」がスケジュールから実行されると、「停止中」になりデバッグを実行できるようになります。
今回は「フロー開始時にブレークする」にチェックをいれていますので、Startコンポーネントからのデバッグになっています。
以上でスケジュールで起動されたフローのデバッグが開始されました。
今回はスケジュールにより起動したフローのデバッグ方法を紹介しましたが、HTTPトリガーやFTPトリガーなどで起動するフローも同様にデバッグできます。外部からフローを実行したときのデバッグを使ってみて下さい。