ActiveDirecotry上のオブジェクトを移動するための2つのコンポーネントが追加されました。
ユーザーを移動するためのADUserMoveコンポーネントとグループを移動するためのADGroupMoveコンポーネントです。
「移動先」プロパティへ移動する先のDNを指定して使用しますが、ここで指定するDNはAggregateBaseDNからの相対的なDNになります。
※ADAuthコンポーネントで指定した検索の起点と、「検索の起点」プロパティへ設定した文字列を足したものがAggregateBaseDNです。
例:あるユーザーを「OU=sales,DC=software,DC=com」へ移動したい場合
ADAuthコンポーネントで「検索の起点」に「DC=software,DC=com」と設定し、ADUserMoveコンポーネントで「検索の起点」を空文字列に設定した場合、AggregateBaseDNは「DC=software,DC=com」になります。よって「移動先」プロパティへは「OU=sales」を指定することになります。
※移動対象のユーザーは「検索属性」より検索されますが、検索もAggregateBaseDNから行われます。
移動元と移動先の位置関係にもよりますが、今回の例ですと「検索スコープ」プロパティは「すべての階層」を指定する必要があります。
ユーザーを一括移動できますので、これからの人事異動の時期に是非ご活用ください。
ActiveDirectory上のオブジェクトを移動するための「ADUserMove/ADGroupMoveコンポーネント 」を追加
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