アップグレードした移行先のサーバーがASTERIA Warpの対応OSであるか動作環境表で確認し、ASTERIA Warp自体のバージョンアップをご検討ください。
動作環境のOSまたはASTERIA Warpのバージョンが異なる場合には、プロジェクト単位でフローや実行設定を移行することは可能です。フローおよび実行設定以外のコネクション設定やユーザー情報等のフローサービスの設定は移行先環境にて再設定を行ってください。
ただし、移行元と移行先のOSが共にWindowsの場合には、
いくつかの設定についてはファイルのコピーで移行が可能です。
下記にWarp4.9.1以前から1610以降への移行例を記載します。
・システムコネクション
移行元:[~4.9.1_INSTALL_DIR]/flow/conf/connections/asconnections.xconf
移行先:[1610~_DATA_DIR]/system/conf/connections/asconnections.xconf
・JDBCドライバ
移行元:[~4.9.1_INSTALL_DIR]/jre/lib/extにあるJDBCドライバのjar(またはzip)ファイル
移行先:[1610~_DATA_DIR]/system/lib/drivers
・DTD
移行元:[~4.9.1_INSTALL_DIR]/flow/services/flowservice/dtdにあるすべてのファイル
移行先:[1610~_DATA_DIR]/sytem/schema
※フローの中でDTDを使用していない場合、フォルダ自体が存在しないので移行は不要です。
・カレンダー(スケジューラーの休日設定)
移行元:[~4.9.1_DATA_DIR]/flow/data/schedule/holiday/*.holiday
移行先:[1610~_DATA_DIR]/data/schedule/holiday
※管理コンソールでカレンダーを作成していない場合は不要です。
・プロジェクト情報
移行元:[~4.9.1_DATA_DIR]/flow/home/asu/ProjectMap.xconf
移行先:[1610~_DATA_DIR]/home/asu/ProjectMap.xconf
※[~4.9.1_INSTALL_DIR]のデフォルトインストールパス
Windows C:\Program Files\asteriawarp
UNIX /[インストールユーザーのホームフォルダー]/asteriawarp
※[~4.9.1_DATA_DIR]のデフォルトインストール時パス
Windows C:\asteriahome
UNIX /[インストールユーザーのホームフォルダー]/asteriahome
※[1610~_DATA_DIR]のデフォルトインストール時パス
Windows C:\asteriahome5[c,cp]
UNIX /[インストールユーザーのホームフォルダー]/asteriahome5[c,cp]
プロジェクトを移行する場合の手順については、FAQ「FAQ - 作成したプロジェクトを別のサーバーへ移行する手順を教えてください」を参照してください。
なお、ASTERIA Warpでは基本的には旧バージョンで開発したフローはそのまま最新バージョンでも利用できるよう互換性を保っています。ただし、バージョンアップに伴う機能追加や仕様変更でフローの構成によっては動作が変わる可能性があるため、十分な動作確認をしてください。
FAQ「旧バージョンで作成したフローは最新バージョンでもそのまま動作しますか?」も参照してください。
また、下記FAQにもバージョンアップに関する情報がありますので合わせてご参照ください。
※FAQ - 「インストール/バージョンアップ」の一覧