コネクションプールとは、フロー実行終了時に使用したデータベースのコネクションをプールに保存しておいて、次のフロー実行時に再利用する機能です。再利用によりデータベースへの接続が短縮されます。
※現状、コネクションプールの設定はRDBにしかありません。
フローサービスでコネクションをプールするように設定するには、コネクション設定で定義します。
管理コンソール
「設定」-「コネクション」-「RDB」画面で、各コネクション設定の「コネクションプール」項目で「ON」を選択します。
フローデザイナー
コネクションペインで作成する各コネクション設定で「コネクションをプール」プロパティで「はい」を選択します。
コネクションプールの動作
- プールは、コネクション設定ごとに存在し、デフォルトでは20個までプールされます。それぞれのコネクションのプール個数(プールサイズ)を設定することはできません。
- プールにコネクションがあればそれを利用し、なければ新たにコネクションを作成します。
- そのコネクション設定を利用するフローが複数同時に実行された場合は、その実行数だけコネクションが確立されて使い終わるとプールに戻されます。
- プールに戻されるとき、プールが最大数に達していた場合はそのコネクションが切断、破棄されます。
- DBへの最大同時接続数は基本的にプールサイズではなくフローの同時実行数とお考えください。
※フローの実行数が増加してプールサイズを超えた場合にはプールされたコネクションは全て再利用されます。
プールされた個別のコネクションを解放するタイミング
- 一定回数再利用された場合(デフォルトは100回)
- 一定時間再利用されなかった場合(デフォルトは7200秒)
- そのコネクションを使用したフローが異常終了した場合
※コネクションプールのプールサイズ、再利用回数、タイムアウトは、管理コンソールの「設定」-「サービス」-「フロー」画面の「フローエンジン設定」で変更することができます。