Microsoft Dynamics NAVアダプターを使うための事前準備とコネクションの作成方法

Microsoft Dynamics NAVアダプターのリリースされました。

Microsoft Dynamics NAVアダプターで使えるコンポーネントは下記の通りです。

 

 CDataDynamicsNAVGet.png Microsoft Dynamics NAVへSELECT文を発行して結果セットをストリームとして出力します。
 CDataDynamicsNAVPut.png Microsoft Dynamics NAVのテーブルに対して更新を行います。
 CDataDynamicsNAVSQLCall.png  任意のSQLの実行を行います。

今回は、Microsoft Dynamics NAVアダプターを使うための事前準備とコネクションの作成についてご紹介させていただきます。

■事前準備

【ASTERIA WARPサーバー】
Microsoft Dynamics NAVアダプターを利用するためには事前にインストールしておく必要があります。
アダプターは[FSMC]→[システム]→[アップデート]画面にてダウンロードするか、ユーザーサイトからダウンロードしたアダプターをサーバーにアップロードすることで適用することができます。

FSMC_AdapterDownload.png

アダプターのインストールについて詳しくは下記弊社のオンラインヘルプをご参考ください。

※アダプターのインストール後設定を有効にするためにはフローサービス全体の再起動が必要となります。

【フローデザイナー】
ASTERIA WARPサーバー側でMicrosoft Dynamics NAVアダプターが正常にインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。
手順は下記になります。

  1. フローデザイナーフローサービスに接続
  2. メニューの「ツール > コンポーネント/マッパー関数の取得」でjarファイルを取得
  3. フローデザイナーを再起動

Designer_InstallComponent.png

※今回ダウンロードするファイルはfccdatadynamicsnav-1703.6409.jarとなります。
 
 
■コネクションの作成 
事前準備が終わりましたら、コネクションを作成します。

FSMCでコネクションを作成する手順は下記になります。

  1. FSMC画面の[設定]→[コネクション]→[DynamicsNAV]メニューから「新規」ボタンをクリックします。
  2. コネクション作成画面が表示されますので、下記の通り項目を設定します。
  • 基本情報
    FSMC_CreateConnection1.png
    • 接続名:コネクション名を設定します。
    • Url:Microsoft Dynamics NAV server organization rootへのURLを設定します。
    • サーバインスタンス:Microsoft Dynamics NAV サーバーのインスタンスを設定します。
    • ユーザー:Microsoft Dynamics NAV サーバーへの認証を行っているユーザーを設定します。
    • パスワード:Microsoft Dynamics NAV サーバーへの認証に使われるパスワードを設定します。
    • 認証スキーム:認証で使用されるスキームを設定します。
      NONE、NTLM、BASIC、DIGEST、またはNEGOTIATEが設定可能です。
      認証スキームについて詳細は下記のCData社のオンラインヘルプをあわせてご参考ください。
       ・CData JDBC Driver for DynamicsNAV > 接続文字列オプション > Auth Scheme
    • ログ、プロキシの設定については必要に応じて設定してください。
  • 詳細情報FSMC_CreateConnection2.png
    • 会社:クエリを送信する会社を設定します。
    • 他には必要に応じてプロパティを設定します。

※デザイナーからもコネクションの設定が可能です。

      
■コネクションの接続テスト

Microsoft Dynamics NAVアダプターのコネクションが作成されたので、コネクションの接続テストを実行してみます。

FSMC_ConnectionTestResult.png

ご覧の通り、接続テストが成功したメッセージが確認できます。


■最後に

Microsoft Dynamics NAVアダプターの利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。
コネクションの作成後接続テストが正常に行われるとDynamicsNAVGetコンポーネント、DynamicsNAVPutコンポーネント、DynamicsSQLCallコンポーネントが使えます。

各コンポーネントの使い方については既存のRDB系のコンポーネントと同様です。
つまり、RDBGetコンポーネントの付属ツールである「SQLビルダー」、RDBPutコンポーネントの付属ツールである「テーブルの選択」ツールについても同様に使えます。

  • DynamicaNAVGetコンポーネントのSQLビルダー
    SQLBuilder.png

 

  • DynamicsNAVPutコンポーネントのテーブルの選択
    Select_Table.png

なお、Microsoft Dynamics NAVアダプターで使えるSQL文、またはデータモデルについては下記のCData社のオンラインヘルプも合わせてご確認頂ければと思います。

 

今回の紹介はここまでです。

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