Snowflakeアダプターの紹介

Snowflakeアダプターについてご紹介いたします。

Snowflakeアダプターで使えるコンポーネントは次の通りです。

CDataSnowflakeGet.png SnowflakeへSELECT 文を発行して結果セットをストリームとして出力します。
CDataSnowflakePut.png Snowflakeのテーブルに対して更新を行います。
CDataSnowflakeSQLCall.png Snowflakeにて任意のSQLの実行を行います。

今回は、Snowflakeアダプターを使うための事前準備とコネクション作成方法についてご説明します。

■事前準備

【Snowflake】

最初に、テスト用のデータベースとテーブルを作成します。すでにSnowflakeをお使いの場合は、既存のデータベースやテーブルを利用することもできます。

 

ウェアハウス:デフォルトの「COMPUTE_WH」を利用します。

データベース:「TESTDB」を作成します。

______________.png

 

スキーマ:デフォルトで作成される「PUBLIC」を利用します。

テーブル:「TEST」を作成します。テーブルを作成するには、SQLを使う必要があります。ここでは、idとnameの2つの列を持つテーブルを作成するため、下記の内容としました。

create table TEST (
id INT,
name VARCHAR
)

このSQLを使い、SnowflakeのGUIからテーブルを作成します。

______SQL.png

 

ユーザーは、ここでは以下の設定のものを作成して利用します。

ログイン名:TESTUSER

パスワード:(任意にご指定ください)

既定のロール:ACCOUNTADMIN※

デフォルトのウェアハウス:COMPUTE_WH

 

※上記のロール設定はあくまで例示用ですので、本番環境では適切なアクセス制御を実施いただきますようお願いします。詳細はSnowflake社のドキュメントにてご確認ください。( https://docs.snowflake.com/ja/user-guide/security-access-control.html

 

最終的に、TESTUSERの設定はこのようになりました。

TESTUSER_____.png

 

ここで、アカウントのURLも取得しておきます。この情報は、後ほど実施するコネクション設定で必要になります。

 

アカウントURLの取得方法:Snowflakeの画面にて「管理者-アカウント」にアクセスし、項目「アカウント」にマウスを重ねたときに表示されるリンクアイコンをクリックすると取得できます。

Snowflake___URL___________.png

 

 

【ASTERIA Warpサーバー】

Snowflakeアダプターを利用するには、事前にアダプターのインストールが必要です。

アダプターは[FSMC]→[システム]→[アップデート]→[アダプター]画面にてダウンロードするか、ユーザーサイトからダウンロードしたアダプターをサーバーにアップロードすることで適用できます。

__________2022-09-27_115258.png

 

アダプターのインストールについて詳しくは下記のオンラインヘルプをご参考ください。

[FSMC > システム > アップデート]のオンラインヘルプ

 

※アダプターのインストール後設定を有効にするためにはフローサービス全体の再起動が必要となります。

 

【フローデザイナー】

ASTERIA Warpサーバー側でSnowflakeアダプターが正常にインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。手順は下記になります。

  1. フローデザイナーからフローサービスに接続
  2. メニューの「ツール > コンポーネント/マッパー関数の取得」でjarファイルを取得
  3. フローデザイナーを再起動

__________2022-09-27_115213.png

 

※今回ダウンロードするファイルは fccdatasnowflake-2206.1309.jar となります。

 

■コネクションの作成

事前準備が終わりましたら、コネクションを作成します。

FSMCでコネクションを作成する手順は下記になります。

FSMC画面の[設定]→[コネクション]→[Snowflake]メニューから「新規」ボタンをクリックします。

コネクション作成画面が表示されますので、下記の通り項目を設定します。

_____________.png

 

・接続名:コネクション名を設定します。

・Warehouse:Snowflake側のウェアハウス名を設定します。例:COMPUTE_WH

・ユーザー:Snowflake側のユーザー名を設定します。

・パスワード:上記ユーザーのパスワードを設定します。

・URL:Snowflakeに接続するためのURLを設定します。

 

詳細設定は以下のものを追加してください。

オプション名
Database Snowflake側のデータベース名を設定します。例:TESTDB
Merge Delete true
Merge Update true
スキーマ Snowflake側のスキーマ名を設定します。例:PUBLIC

 

※デザイナーからもコネクションの設定が可能です。

 

 

■コネクションの接続テスト

Snowflakeアダプターのコネクションが作成されたので、コネクションの接続テストを実行してみます。

以下のようにコネクション接続テスト成功画面が表示されましたら接続テスト完了です。

_______________2_.png

 

■最後に

Snowflakeアダプターを利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。

コネクションの作成後、接続テストが正常に完了しますと SnowflakeGetコンポーネント、 SnowflakePutコンポーネント、 SnowflakeSQLCallコンポーネントが使えるようになります。

 

各コンポーネントの使い方については既存のRDB系のコンポーネントと同様です。

つまり、RDBGetコンポーネントの付属ツールである「SQLビルダー」、RDBPutコンポーネントの付属ツールである「テーブルの選択」ツールについても同様に使えます。

  • SnowflakeGetコンポーネントのSQLビルダーSnowflake_________SQL____.png

 

  • SnowflakePutコンポーネントのテーブルの選択SnowflakePut__2.png

なお、 Snowflakeアダプターで使えるSQL文やデータモデルについては、下記のCData社のオンラインヘルプもあわせてご確認いただければと思います。

CData JDBC Driver for Snowflake > SQL準拠

CData JDBC Driver for Snowflake > データモデル

 

今回の紹介はここまでです。

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