Salesforceアダプター(パナソニックIS社製)の紹介

パナソニックインフォメーションシステムズ社製Salesforceアダプターについてご紹介させていただきます。

このアダプターで使えるコンポーネントは次の通りです。

 

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AppExchangeLogin

AppExchange APIサーバーにログインします。

mceclip1.png

AppExchangeQuery

Queryを実行します。

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AppExchangeCreate

新規にデータを登録します。

mceclip3.png

AppExchangeDelete

データを削除します。
mceclip4.png

AppExchangeAPI

PartnerWSDLを読み込んでSOAPメソッドを実行します。

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AppExchangeUpdate

データを更新します。

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AppExchangeUpsert

外部IDを利用して、既に存在するレコードの場合にはUpdate、それ以外はInsertを行います。

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AppExchangeListQuery

外部IDからSalseforceのデータを取得します。

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AppExchangeLogout

AppExchange APIサーバーからログアウトします。

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AppExchangeSendEmail

メール送信します。

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BulkAPI

SalesforceのBulkAPIを利用して、大量データの追加(create)・更新(update,upsert)・削除(delete)を非同期で行います。

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BulkInfo

登録されたジョブの結果を取得します。

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BulkQuerySelect

BulkAPIを利用してクエリーを登録します。

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BulkQueryResult

BulkQueryの結果を取得します。

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RESTLogin

REST APIサーバーにログインします。

mceclip19.png

RESTQuery

Queryを実行します。

mceclip20.png

RESTCreate

新規にデータを登録します。

mceclip21.png

RESTDelete

データを削除します。

mceclip22.png

RESTUpdate

データを更新します。

mceclip23.png

RESTUpsert

外部IDを利用して、既に存在するレコードの場合にはUpdate、それ以外はInsertを行います。

mceclip24.png

RESTLogout

REST APIサーバーからログアウトします。

 

今回はアダプターを利用するための事前準備とコネクション作成方法についてご紹介させていただきます。

 

■事前準備

【salesforce】

APIを利用するためのOAuth認証設定を行います。

1.接続対象のSalesforce組織にWebブラウザでログインしてください。

2.[設定]-[アプリケーションの設定]-[作成]-[アプリケーション]を開いてください。

3.[接続アプリケーション]の新規ボタンをクリックします。

4.[新規接続アプリケーション]で下記の項目を入力してください。

mceclip3.png

※例)は入力値の一例です

※上記以外の項目は初期値のままで構いません

5.保存ボタンをクリックします。

6.[API(OAuth設定の有効化)]のコンシューマ鍵、コンシューマの秘密をメモしてください。

7.Webブラウザのタブを開き下記URLのコンシューマ鍵とコールバックURLを置き換えてアクセスしてください。

  https://login.salesforce.com/services/oauth2/authorize?response_type=code&client_id=コンシューマ鍵&redirect_uri=コールバック URL

8.Webブラウザ画面に「アクセスを許可しますか?」と表示されるので許可ボタンをクリックします。

9.画面遷移後のWebアドレスバーに記載されているURLを確認し、認証コードをメモしてください。

https://login.salesforce.com/services/oauth2/success?code=認証コード

10.Webブラウザのタブを開き下記URLの人初コード、コンシューマ鍵、コンシューマの秘密、コールバックURLを置き換えてアクセスしてください。

https://login.salesforce.com/services/oauth2/token?code=認証コード&grant_type=authorization_code&client_id=コンシューマ鍵&client_secret=コンシューマの秘密&redirect_uri=コールバック URL

11.画面遷移後<refresh_token>と</refresh_token>の間に表示されている更新トークンをメモしてください。

mceclip4.png

 

【ASTERIA Warpサーバー】

ASTERIA Warpサーバーでは事前にアダプターをインストールしておく必要があります。

アダプターファイルを事前にパナソニックIS社より取得し、下記の設定を行うことで適用できます。

提供されるjarファイルは以下の通りです。

ファイル名 内容
piscsforce.jar ASTERIA Warp Salesforce AdapterのJARファイル
配布CDではフォルダSalesforceAdapterに設置されています
piscsforce_connection.jar ASTERIA Warp Salesforce 専用コネクションのJARファイル
配布CDではフォルダSalesforceAdapterに設置されています
  1. ASTERIA Warpが起動している場合は、ASTERIA Warpを停止してください。
  2. jarファイルを以下の場所に配置します。
    • [DATA_DIR]/sisutem/lib/componentsmceclip0.png
  3. ASTERIA Warpを起動してください。

【フローデザイナー】

ASTERIA Warpサーバー側で正常にアダプターファイルがインストールされたら、フローデザイナー側でコンポーネントを取得する必要があります。

手順は下記になります。

  1. フローデザイナーを起動し、Salesforceアダプターをインストールしたサーバーにログインしてください。
  2. フローデザイナー画面のメニューから[ツール]-[コンポーネント/マッパー関数の取得]を選択してください。コンポーネント/マッパー関数の取得画面が表示されます。mceclip2.png
  3. 画面左のサーバー上のJarファイル一覧よりpiscsforce.jar、piscsforce_connection.jarを選択し、
    ダウンロードボタンをクリックします。mceclip3.png
  4. 確認画面が出たらOKボタンをクリックします。続けてコンポーネント/マッパー関数の取得画面の閉じるボタンをクリックします。mceclip4.png
  5. フローデザイナーを再起動します。
  6. Salesforceタブが追加されます。

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■コネクションの作成

Salesforceとの連携を実施するため事前準備で取得した情報を利用し、コネクションを設定します。

  1. フローサービス管理コンソールの[設定]-[コネクション]-[piscforce]の画面を開き、[新規]をクリックします。                      mceclip6.png
  2. 接続名、URL、Oauth認証設定値、APIバージョンなどを入力し、[作成]をクリックします。。mceclip7.png
  3. [テスト]ボタンをクリックし、成功が表示されたら設定完了です。

■最後に

Salesforceアダプターを利用するために必要な事前準備、およびコネクションの作成方法についてご紹介いたしました。コネクションの作成後、接続テストが正常に行われるとSalesforceアダプターの各種コンポーネントが使えます。

 

データ取得(Query)

Salesforce上のデータを検索する場合には、Salesforce内でのデータ操作言語(SOQL)を記述する必要がありますが、当社のアダプターでは画面上の操作だけで、SOQLを自動作成出来ます。

また、作成されたSOQLをテスト実行し、抽出結果を確認することも可能です。

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データ更新(Create,Update,Upsert,Delete)

Create,Update,Upsertコンポーネントの入力・出力設定や参照関係の設定についても、画面上から簡単に行うことが出来ます。

Create,Updateについては、複数のオブジェクトを同時に更新する設定も可能です。

mceclip9.png

 

外部キー指定データ取得(ListQuery)

CSVファイルなどから外部キーを指定し、当てはまるSalesforceデータを取得する場合、これまでは一件ごとのループ(繰り返し)処理が必要であったため、非常に時間が掛かっていました。

「AppExchange ListQueryコンポーネント」では、これを一括で取得できるようにしたことで、処理時間を従来比100分の1に短縮しました。

mceclip10.png

 

非同期データ更新(BulkAPI,BulkInfo)

BulkAPIを使用することで、従来であれば200件の制限があったデータ更新を、件数を意識することなく※

非同期に1つの処理で行うことが出来ます。

mceclip11.png

※データサイズの上限などは、SalesforceBulkAPIの仕様に準拠します

 

非同期データ取得(BulkQuerySelect,Result)

Salesforceにはデータ転送の負荷調整を目的にいくつかの利用制限が設けられており、そのひとつとして、24時間で可能なデータ要求回数が定められています。
「BulkQuerySelectコンポーネント」「BulkQueryResultコンポーネント」は、大量のデータ要求をSalesforce側のバッチ処理として非同期に実行し、処理結果をXML/CSVファイルにまとめることで、データ要求回数を最低限に抑えながら、最大15GB分のデータを取得することが可能です。

mceclip12.png

 

パナソニックIS社製Salesforceアダプターについての詳細はパナソニックインフォメーションシステムズ社にお問い合わせください。

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