フローの稼動監視には次のような方法があります。どのような方法を組み合わせて監視するかは監視のポリシーによって異なります。
プロセス
監視対象となるフローサービスのメインプロセスは、稼動しているOSによって次のような方法で監視することができます。
プロセスの監視については、フローサービスマニュアルの「運用ガイド」-「稼動監視」-「メインプロセスの監視」を参照してください。
Windows
1. スタートメニュー起動する場合
フローサービスをWindowsスタートメニューから起動した場合、フローサービスのメインプロセスのプロセス名「flowsvc.exe」が存在するかどうかで稼働を監視することができます。
[INSTALL_DIR]\boot\bin\flowsvc.exe
(バージョン4.9.1以前の場合は、[INSTALL_DIR]\flow\bin\flowsvc.exe)
2. サービスから起動する場合
フローサービスをWindowsサービスから起動した場合、
WindowsのNETコマンドでサービスの稼働確認ができます。
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c:\>NET START
次の Windows サービスが開始されています:
・・・・
ASTERIA WARP
(バージョン4.9.1以前の場合は、ASTERIA WARP Flow Service)
・・・・
コマンドは正常に終了しました。
--------------------------------
フローサービスのメインプロセスASTERIA Monitorのプロセス名「asjs.exe」が存在するかどうかでも稼働を監視することができます。
[INSTALL_DIR]\boot\bin\asjs.exe
(バージョン4.9.1以前の場合は、[INSTALL_DIR]\flow\bin\asjs.exe)
実行中の各サービスも監視を行うとすれば、フローサービスの各種プロセス名は「java.exe」になります。
[Java VMのINSTALL_DIR]\bin\java.exe
(バージョン4.9.1以前の場合は、[INSTALL_DIR]\jre\bin\java.exe)
※タスクマネージャなどでプロセス一覧を参照すると、複数のjava.exeが存在します。これはフローサービス以外のサービスが同一のjava.exeから起動されるプロセスであるためです。どれがFlowServiceの起動プロセスであるかを見分けることは困難です。
UNIX
フローサービスをUNIXで起動した場合、フローサービスのメインプロセスはプロセスIDを[DATA_DIR]/log/flowsvc.pid(バージョン4.9.1以前の場合は、[INSTALL_DIR]/flow/log/flowsvc.pid)ファイルに出力します。このプロセスIDを監視することでメインプロセスの稼働確認ができます。
psコマンドで各プロセスを表示した場合には以下が表示されます。これらのプロセスの起動が確認できれば正常に稼働していると判断できます。
・バージョン1610以降
[Java VMのINSTALL_DIR]/bin/java
・バージョン4.9.1以前
[INSTALL_DIR]/jre/bin/java で始まるプロセス(親プロセス)
[INSTALL_DIR]/flow/../jre/bin/java で始まる全プロセス(子プロセス)
※psコマンドでプロセス一覧を参照すると、複数の[Java VMのINSTALL_DIR]/bin/java(バージョン4.9.1以前の場合は、[INSTALL_DIR]/flow/../jre/bin/java)が存在します。これはフローサービス以外のサービスが同一のjavaから起動されるプロセスであるためです。どれがFlowServiceの起動プロセスであるかを見分けることは困難です。
ログファイル
・バージョン1610以降
フローサービス全体ログ: [DATA_DIR]/log/asteria.log
FlowService起動/実行ログ: [DATA_DIR]/log/FlowService.log
・バージョン4.9.1以前
フローサービス全体ログ: [INSTALL_DIR]/flow/log/asteria.log
FlowService起動/実行ログ: [INSTALL_DIR]/flow/log/FlowService.log
ログに出力されるエラーの詳細については、フローサービスマニュアルの「運用ガイド」-「詳細なトピック」-「エラーコード一覧」を参照してください。
フロー実行の監視
監視用の簡易なフローを作成し、その結果を監視するという方法も考えられます。