ASTERIA WarpでWindows共有フォルダへアクセスするには、ASTERIA Warpをサービスまたはアプリケーションで起動するユーザーが「パススルー認証」で共有フォルダへアクセスできる必要があります。アクセスパス形式はUNC名を使用してください。
アクセスパス形式(UNC名)
\\(サーバー名)\(共有フォルダ名)\(ファイル名)
※ネットワークドライブに割り当てた場合の動作についてはOS側の設定などにも影響を受けることがあり、その動作について弊社では保証しておりません。UNC名をご使用ください。
「パススルー認証」とは、ASTERIA Warpを起動しているユーザーの資格情報(ユーザー名とパスワード)を使って、自動的に共有フォルダにアクセスする仕組みです。共有フォルダが存在するサーバーに、ASTERIA Warpを起動するユーザーと同じユーザー名・同じパスワードのアカウントを作成することで、パススルー認証によりアクセスが可能になります。同じユーザー名・パスワードのアカウントが存在しない場合、認証に失敗します。
ASTERIA WarpをWindowsのサービスから起動するとデフォルトではローカルシステムアカウントが使用され、ユーザーの違いによって接続できないケースがあります。アクセス制御された共有フォルダにアクセスするなどWindowsアカウントでの認証が必要な場合には、以下の手順で明示的にアカウントの設定を行う必要があります。Administrator権限を持った別ユーザーに変更してください。
※下記のFAQもご参照ください。
手順
- Windowsの「スタート」を右クリック →「ファイル名を指定して実行」を選択
-
services.mscと入力し「OK」をクリック - サービス一覧から 「ASTERIA Warp」 を探し、起動されている場合は右クリック →「停止」を選択
- サービス一覧の「ASTERIA Warp」を右クリック →「プロパティ」を選択
- 「ログオン」タブを開く(下図を参照)
- 「ローカル システム アカウント」から 「アカウント」 に変更する
- 共有フォルダへのアクセス権を持つユーザーアカウントを入力する
- パスワードを入力し「OK」をクリック
- サービス一覧の「ASTERIA Warp」を右クリック →「開始」を選択して起動
【設定後の動作確認】
- サービスが正常に起動したことを確認します。
- フローデザイナーからテスト用フローを実行し、共有フォルダへのファイル読み書きが成功することを確認します。
- FSMCのログ画面でエラーが出力されていないことを確認します。
ログの出力先を共有フォルダにする場合
現在のところ、\\で始まるパスの表記に対応しておりません。//で始まるパス名にすると設定可能ですのでお試しください。
Active Directory(AD)環境の場合
Active Directory(AD)環境でも基本的な考え方は同じです。設定等は複雑になりますのでシステム管理者と共にご対応ください。下記の記事もご参照ください。
参考情報
ASTERIA Warpのサービス起動については、「フローサービスマニュアル」の「運用ガイド」-「起動・停止と管理」-「Windows」-「サービス」を参照してください。
よくあるトラブル
ASTERIA WarpをWindowsのサービスから起動すると、デフォルトではローカルシステムアカウントが使用されます。このアカウントには共有フォルダなどのネットワークリソースへのアクセス権がないため、ファイル系コンポーネント(FileGet / FilePut / FileList / CopyFile コンポーネント等)で「アクセスが拒否されました」というエラーが発生することがあります。
エラーが発生した場合は、前述の「手順」に従って、サービスの実行アカウントの設定をご確認ください。あわせて、各コンポーネントプロパティで「絶対パスを許可」が「はい」に設定されていることをご確認ください。
また、エクスプローラーから共有フォルダにアクセスできる場合でも、Windowsにログオンしているユーザーと、ASTERIA Warpサービスの実行ユーザーが異なるため、アクセスできないことがあります。この場合も、同様にサービスの実行アカウントの設定をご確認ください。
バージョンアップ後に共有フォルダにアクセスできなくなった場合
バージョンアップにより、サービスの実行アカウントが初期化され、ローカルシステムアカウントに戻っている可能性があります。前述の「手順」に従って、ASTERIA Warpサービスの実行アカウントを移行前と同じアカウントに再設定してください。
共有フォルダが存在するサーバー側の設定
UNC名(\\サーバー名\共有フォルダ名\…)でアクセスする場合、サーバー側のOSでファイル共有に関するポート(SMBの場合はTCP 445番ポート等)の開放が必要です。
また、共有フォルダの階層によっては、各階層のフォルダに対して個別のアクセス権限が必要となる場合があります。アクセスエラーが発生する際は、各フォルダのアクセス権限もあわせてご確認ください。