フローの処理時間が長い時にボトルネックがどこにあるかを調べるために、プロファイルモードという実行モードが提供されています。この機能を使うと、各コンポーネントとフロー全体での実行時間を確認することができます。
下記のいずれかの方法で実行モードをプロファイルモードに変更します。変更後にフローを実行すると、処理時間の入った詳細なログがFlowProfile.logに出力されます。FlowProfile.logの内容から、フローのどこで時間がかかっているかを確認します。
※FlowProfile.logの保存場所
<バージョン1610以降>
[DATA_DIR]/log/FlowProfile.log
<バージョン4.9.1以前>
[INSTALL_DIR]/flow/log/FlowProfile.log
FlowProfile.logの出力内容の詳細は「フローサービス オンラインマニュアル」の「フローデザイナー」-「フローの実行」-「フローの実行時情報」-「実行モード」-「プロファイル」を参照してください。
フローのボトルネックの特定については「フローサービスマニュアル」の「運用ガイド」-「パフォーマンス」-「パフォーマンスチューニング」-「ボトルネックの特定」を参照してください。
プロファイルモードの設定方法
プロファイルモードへは次の方法で変更できます。
フローデザイナーからフローを実行する場合
フローデザイナーの「フロー実行」ボタンをクリックして表示されるフローの実行画面で、「実行モード」を「通常」から「プロファイル」に変更して「実行」ボタンをクリックします。
実行設定からフローを実行する場合
- フローデザイナーまたはトリガー管理の実行設定画面で、「実行モード」を「通常」から「プロファイル」に変更して「実行」ボタンまたは「登録」ボタンをクリックします。
-
フローサービス管理コンソールの「設定」-「トリガー」画面で、該当の実行設定を選択し「編集」ボタンをクリックして表示される画面で「実行モード」を「通常」から「プロファイル」に変更して「保存」ボタンをクリックします。(バージョン4.7.1以前の場合は、「状態」-「実行設定」-「実行設定」画面で、「変更」アイコンをクリックして表示される画面で「Mode」を「通常」から「プロファイル」に変更して「更新」ボタンをクリックします。)
flow-ctrlコマンドからフローを実行する場合
execコマンドの実行時にオプション引数としてプロファイルモードを指定します。
例)exec Project1 Flow1 -mode:profile