フローを短いスケジュール間隔で運用したりURL実行のフローを頻繁に実行したりしていると、FlowService.logが巨大になってしまうことがあります。これを回避するにはいくつかの対策があります。
ログ出力レベルを変更する
フローサービスのログ管理はログ出力レベルの指定によって出力する情報量が異なります。FlowService.logのログ出力レベルは初期値で「情報」になっています。これを「警告」「エラー」「致命的エラー」のいずれかにすると「サブフローの実行を開始します」などのログが出力されなくなるため、ログの量を抑制することができます。ただし、実行されたフロー名などが出力されなくなり、障害が起きた場合などにフローの実行履歴を追うことが少し難しくなります。(フローでエラーが発生した場合は、エラー箇所のコンポーネントなどで詳細な情報が出力されます。)
FlowService.logへのログの出力を抑制するには、管理コンソールの「設定」-「ログ」-「システム」-「出力レベル」の編集画面で、「フローサービス」の出力レベルで「警告」以上を選択します。
アプリケーションログを利用する
フローサービスにはアプリケーションログという機能があります。アプリケーションログは、特定のプロジェクトやフローのログの出力先を別ファイルにすることができ、日付ごとのローテーションの他にサイズでのローテーションをすることができます。アプリケーションログの設定は、フローサービス管理コンソールの「設定」-「ログ」-「アプリケーション」の画面で行います。アプリケーションログ設定を作成後、フローデザイナーからプロジェクトまたはフローのインスペクタの「アプリケーションログ設定」プロパティでどのアプリケーションログ設定に出力するか選択します。