Platioで作成したPlatioミニアプリにPlatioコンポーネントで接続するためには、Platioユーザー用のAPIトークンを取得する必要があります。APIトークンとは、ユーザー名とパスワードの代わりにPlatioの認証で使用されるものです。
この記事では、APIトークンの取得とそのAPIトークンを使用してPlatioに接続する方法を順を追って説明します。
トークンの取得
まず、Platioで作成したミニアプリにユーザーを追加し、そのユーザーのAPIアクセスを有効にする必要があります。 Platio Studioで、操作したいミニアプリのページに移動し、右側にあるサイドメニューの「管理」セクションで「ユーザー」をクリックします。次の画像ではサンプルミニアプリというミニアプリが表示されています。
ユーザーページの右上にある「追加」をクリックします。
今回は「テストユーザー」というPlatioコンポーネントから接続するための専用ユーザーを作成します。名前やパスワードなど必要な情報を入力し、「APIでのレコードや添付ファイルへのアクセスを許可」オプションを選択します。また、Platioコンポーネントでユーザーの管理を行う場合は、「APIでのユーザーの管理を許可」オプションも選択します。
「追加」ボタンをクリックするとユーザーが作成されます。ユーザーの一覧画面が表示されていると思いますので「テストユーザー」が表示されていることを確認してください。次に、右側にあるサイドメニューの「使う」セクションでデータビューアーをクリックします。
データビューアーのログイン画面が表示されますので、先ほど追加したミニアプリのユーザーでログインします。
データビューアー右上のユーザーアイコンをクリックし、表示されるメニューから「開発者」をクリックします。
開発者向け情報画面の「APIトークン」のところで、トークンを更新するボタンをクリックすると新しいトークンが生成されます。
更新ボタンをクリックして表示されるAPIトークンページの「トークンID」と「秘密トークン」は、Platioコネクションの設定で必要になります。それぞれの右端にコピーボタンがありますので、コピーボタンをクリックして文字列をコピーし、テキストファイルやメモなどに貼り付けて忘れないようにしてください。特に「秘密トークン」を忘れてしまった場合は、再度APIトークンを生成する必要があります。
Platioコネクションの作成
次の手順で、フローデザイナーからPlatioコネクションを作成します。
フローデザイナーでサーバーにログインし、フローデザイナーの左下にあるコネクションペインで、「コネクションの作成」ボタンをクリックします。
コネクションの作成ダイアログが表示されたら、接続種別で「Platio」を選択し、コネクションに任意の名前を入力します。コネクション名に日本語は使用できないので、今回は「SampleMiniApp」という名前にします。
右上のインスペクターで、APIトークンの生成時に取得したトークンIDと秘密トークンをそれぞれ設定します。
データビューアーの開発者向け情報画面に戻り、「アプリケーション(ミニアプリ)」のところに表示されている「ベースURL」をコピーします。文字列をコピーするには右端のコピーアイコンをクリックします。
フローデザイナーの右上のインスペクターで「アプリケーションベースURL」に先ほどコピーしたベースURLを貼り付けます。
これでPlatioコネクションの設定は終わりましたので、コネクションペインで「保存」をクリックします。
正常に接続できるかどうかを確認するために、「接続テスト」をクリックします。
テスト結果ダイアログで「200 OK」メッセージが表示されたら、Platioコネクションを正しく作成することができました。
もしもエラーが表示された場合は、フローデザイナーの右上のインスペクターで設定したPlatioコネクションの各値が正しいことを再度確認してください。
Platioコンポーネントからの接続
Platioコネクションを使用するようにPlatioコンポーネントに設定する方法はいくつかあります。Platioコネクションの設定間違いが少ない方法は、フローデザイナーのコネクションペインから、Platioコネクションをワークスペースにドロップする方法です。Platioコネクションをドロップすると使用できるPlatioコンポーネントの一覧が表示されますので、一覧から使用したいPlatioコンポーネントを選択してください。
すでにPlatioコンポーネントをワークスペースに配置している場合は、Platioコネクションをそのコンポーネントにドロップするという方法もあります。もちろん、Platioコンポーネントの「コネクション名」プロパティで使用するPlatioコネクションを選択することもできます。
これで、Platioコンポーネントを使ってPlatioで作成したミニアプリに接続することができるようになりました。