Platioとは、誰でも簡単に自社の業務にあったモバイルアプリをノーコードで簡単に作成・活用できるモバイルアプリ作成ツールです。Platioで作成したモバイルアプリを使えば、商品の在庫情報や設備点検情報などをスマートフォンやタブレットで入力することができ、現場DXを加速させることができます。
さて、日々の業務でPlatioを使ってデータを入力していたとしましょう。そのデータをどのように活用すればよいのでしょうか。Platioで入力したデータを分析したり、レポートを作成したりするにはどのようにすればよいのでしょうか。さらには、現場で使うPlatioのモバイルアプリで社内のマスターデータを表示したくなることはないでしょうか。
一般的に、これらを実現するには、PlatioのAPIを使用してコードを書く必要がありますが、これはとても工数がかかって大変です。しかし、Platioコンポーネントを使用すると、ノーコードでPlatioのデータを簡単に活用することができます。
使用シナリオ
Platioコンポーネントを使えば、次のようなことを簡単に実現できます。
- ダッシュボードで現場のデータをリアルタイムに分析する。
- Platioに登録されたデータをデータベースやクラウドサービスと連携する。
- Platioのモバイルアプリで社内のマスターデータを表示する。
- Platioのアプリユーザーに通知を送信する。
コンポーネントの仕組み
Platioコンポーネントは、複雑なPlatioのAPIを隠蔽して簡単にPlatioのデータにアクセスするための機能を提供します。さらに、Platioビルダーと呼ばれる設定ダイアログで、Platioのデータにアクセスするためのクエリーをノーコードで作成できます。
コンポーネントを設定するためには、まず、Platioコンポーネントをダブルクリックします。すると、Platioビルダーと呼ばれるダイアログが表示されます。表示されたPlatioビルダーで、使用するデータポケットとフィールドを選択します。後は、フローの中で他のコンポーネントと接続し、外部システムと連携したり、取得したデータを加工・分析したりすることができます。
次のステップ
フローでPlatioコンポーネントを使用するには、次の手順が必要です。
- 接続したいPlatioのミニアプリのコネクションを作成します。
- 作成したPlatioコネクションをフローデザイナーにドロップし、使用するコンポーネントを選択します。
- Platioビルダーを使用しコンポーネントを設定します。
以下のガイドでは、各Platioコンポーネントを使用してデータポケットに接続する基本的な使用方法を紹介します。