SlackUploadコンポーネントを使って、Slackへのファイルアップロードを自動化します。この記事では、Slackのワークスペースに接続してファイルをアップロードする手順を紹介します。
[準備]Slackコネクションの作成
Slackのチャンネルやダイレクトメッセージに接続するためには、事前にSlackコネクションを作成しておく必要があります。一度作成すれば、それを複数の箇所で再利用できます。
Slackコネクションの詳細な設定方法や、接続に必要なAPIトークンを取得するための手順については、Slackコネクションの作成を参照してください。
[準備]チャンネルにSlackアプリを追加する
SlackUploadコンポーネントでチャンネルにファイルをアップロードするためには、コネクション作成時にあわせて作成したSlack内の「アプリ」をbot(ボット)と呼ばれる仮想のアカウントとしてチャンネルに追加する必要があります。ここでは、「webinar-planners」アプリを「#webinar-plannings」チャンネルにbotとして追加する手順を説明します。
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Slackで、サイドバーのAppセクションから、botとして利用するアプリ(webinar-planners)を右クリックして「アプリの詳細を表示する」をクリックします。
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表示されているダイアログボックスの「チャンネルにこのアプリを追加する」をクリックします。
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チャンネル(#webinar-planning)を選択し、追加をクリックします。
これでチャンネルへのbot追加は完了です。
SlackUploadコンポーネントの配置
SlackUploadコンポーネントをワークスペースに配置するには、パレットの「ソーシャル」タブを開き、左から5番目の「Slackにファイルをアップロードします」というツールチップが表示されるアイコンをワークスペースにドラッグ&ドロップします。
そしてワークスペース上のSlackUploadコンポーネントのアイコンをダブルクリックしてください。すると「コネクション」ウインドウが表示されますので、使用するコネクションを選択し、OKボタンを押してください。これでコネクションの選択は完了です。
HINT:Slackコネクションをワークスペースにドロップし、表示されるリストからSlackUploadコンポーネントを選択するという配置方法もあります。この方法を使うと、コンポーネントの配置とコネクションの選択をより素早く行うことができます。
ファイルのアップロード
チャンネルにファイルをアップロードするには、SlackUploadコンポーネントの「アップロードファイルパス」プロパティにアップロードするファイルのパスを指定します。ここでは、フローサービスユーザーのホームフォルダー直下にある「interview1.mp4」を指定しています。
フローを実行すると、上記で指定したファイルがSlackにアップロードされます。このファイルはmp4の動画ファイルなので、Slack上に動画がアップロードされていることが確認できます。
ファイルタイトルの変更
ファイルのタイトルを「DXに関するインタビュー」に変更するには、「Slack上のファイルタイトル」プロパティを設定します。コンポーネントのプロパティは、以下のようになります。
フローを実行すると、Slackメッセージに「DXに関するインタビュー」と変更されたファイルのタイトルが表示されます。
注意
ユーザーがファイルをダウンロードするときにファイル名を変更するには、「Slack上のファイル名」を設定します。
テキストの追加
SlackPostコンポーネントと同様に、SlackUploadコンポーネントでも「メッセージ」プロパティにメッセージテキストを入力してテキストを投稿することもできます。テキストはリンク、絵文字、メンションなどのテキストオブジェクトをシンプルな書式を利用して設定できます。
例:
:movie_camera: No-Code Camp最終日、2022年5月2日にDXに関してボブさんとアリスさんにインタビューしてきました。
フローを実行すると、絵文字を含んだテキストメッセージと動画が投稿されます。
注意
Slackにファイルをアップロードする方法の説明は以上です。