SlackPostを使用してSlackへメッセージを投稿

SlackPostコンポーネントを使用して、Slackに自動的にメッセージを投稿することができます。

この記事では、簡単なメッセージの投稿方法を紹介します。コンポーネントを利用することで、簡素化されたワークフローでワークスペースとの接続が可能になります。また、あなたの代わりにメッセージを投稿する仮想アカウントのSlack botを作成して、botが投稿したメッセージを確認できます。

Slackコネクションの作成

作業したいチャンネルやダイレクトメッセージに接続するSlackコネクションを作成します。今回は、"#webinar-planning"というチャンネルを使用してメッセージを投稿します。

フローデザイナーの左側にあるコネクションペインでSlackコネクションを作成します。

接続に必要なAPIトークンの取得方法については、Slackコネクションの作成を参照してください。

メッセージの投稿

プロパティ欄の「メッセージ」に投稿したいメッセージの内容を設定します。リンクや絵文字、メンションなどのテキストオブジェクトもシンプルな書式を利用して設定できます。

絵文字のフォーマット

Slackのメッセージ欄と同様に、絵文字の指定が可能です。笑顔の絵文字を投稿するには、「メッセージ」に":smile:"と入力します。

__________2023-03-29_093209.png

フローを実行すると、#webinar-planningチャンネルに笑顔の絵文字が投稿されます。

result.png

URLのリンクを自動的に設定するには、「リンク自動変換」プロパティを「はい」に設定し、「メッセージ」プロパティに「https://www.example.com」などのURLを入力します。

__________2023-03-29_144227.png

フローを実行すると、自動的にURLをリンクに変換したメッセージが投稿されます。

result-link.png

<注意>

デフォルトでは、「リンク自動変換」は「いいえ」になっています。この状態でリンクに変換するためには、手動でフォーマットする必要があります。構文 <http://www.example.com> を使用してください。

基本的な書式設定

"期限:2022年9月14日"というメッセージを太字で投稿するには、「メッセージ」を以下のように設定します。
*期限:2022年9月14日* 会社資産をすべて登録してください。

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フローを実行すると、自動的にテキストを太字にして投稿します。

__________2023-03-29_094326.png

同様に、イタリック体のテキストを投稿したい場合は、テキストをアンダースコアで囲みます。例:"_期限:2022年9月14日_"。基本的な書式設定については、Slack Web APIのテキストフォーマットのドキュメントを参照してください。

ユーザーのメンション

ユーザーにメンションを送るには、ユーザーIDを取得し、<@userID>の構文を入力する必要があります。その際、「リンク自動変換」は「いいえ」に設定します。Slack APIでは、"@username"のようなSlack上と同じ構文をサポートしていませんので注意が必要です。

ユーザーIDは、Slackプロフィールから取得できます。ユーザーをクリックしてプロフィールを開き、オーバーフローボタンをクリックして、「メンバーIDをコピー」をクリックします。

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IDが「U050N9C2CQ5」のユーザーにメンションを送るには、「メッセージ」プロパティに以下のテキストを入力します。

<@U050N9C2CQ5> No-Code Campの写真はBoxにありますか?

コンポーネントのプロパティは、以下のようになります。

__8.png

フローを実行すると、メンションがユーザー名で表示され、ユーザーに通知が届きます。

__________2023-03-29_095745.png

特別なメンションのフォーマット

"@here"、"@channel"、"@everyone"のような特別なメンションを投稿するには、「リンク自動変換」を「いいえ」に設定し、<!here>のような構文を使用して、「メッセージ」プロパティに入力します。

__9.png

フローを実行すると、設定したメンションが表示されます。"@here"の場合は、チャンネルに参加中のメンバーに通知が届きます。

__________2023-03-29_100025.png

<注意>

特別なメンションでは、ユーザーメンションとは異なり、Slackで使用するのと同じ構文を使用できます。「リンク自動変換」を「はい」に設定し、「メッセージ」に特別なメンション(例: "@here")を入力します。

パブリックチャンネルへのリンク

チャンネルをリンクするには、「リンク自動変換」を「いいえ」に設定し、<#channelID>の構文を使用します。以下の「メッセージ」は、IDがC03NJCVMD1Vのチャンネルをリンクしています。

<#C03NJCVMD1V>に参加してください。

__11.png

フローを実行すると、チャンネル名のリンクが表示されます。

__________2023-03-29_104303.png

<注意>

また、「リンク自動変換」を「はい」に設定すると、「メッセージ」でチャンネル名(例: "#general")を使用することもできます。

より高度なフォーマット

より高度なフォーマットについては、Slack Web APIのドキュメントのテキストフォーマットを参照してください。

bot名の変更

Slack botに表示されるユーザー名は、デフォルトではアプリ名(今回は"webinar-planners")ですが、別の連携でbotを使用する場合に表示名を変更したいことがあります。

例えば、Googleカレンダーの情報を投稿する際に、"webinar-planners"の代わりに"木村花子のGoogleカレンダー"というユーザー名を使用することができます。

<注意>

コンポーネントをユーザートークンで実行している場合、「ユーザー名」プロパティを使用してユーザー名を変更することはできません。

次に、「メッセージ」に投稿するテキストを設定します。"10分後にウェビナー会議が開始します。こちらから参加してください。 <https://meet.google.com/abc-defg-hij>".

コンポーネントのプロパティは、以下のようになります。

__12.png

フローを実行すると、表示される名前は"木村花子のGoogleカレンダー"になります。

__________2023-03-29_104635.png

以上で、簡単にメッセージをSlackに自動で投稿できるようになりました。

 

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