大きなサイズのプロジェクトファイルを保存しようとした場合に「保存」ボタンを押しても保存されなくなることがあります。その場合、フローデザイナーのログを確認するとメモリ不足によりOutOfMemoryのメッセージが出力されている場合があります。
ログを確認するには、フローデザイナーの「ヘルプ」メニューの「エラーログの表示」から参照するか、または以下のファイルを参照してください。
[APP_DATA_DIR]\log\error.log
※[APP_DATA_DIR]とは、以下のアプリケーションデータディレクトリです。
- ASTERIA Warp 1812以降
C:\ユーザー\[Windowsユーザー名]\AppData\Roaming\Asteria\ASTERIA Warp Flow Designer\[バージョン] - ASTERIA Warp 1610~1806
C:\ユーザー\[Windowsユーザー名]\AppData\Roaming\Infoteria\ASTERIA WARP Flow Designer\[バージョン] - ASTERIA Warp 4.9.1以前
C:\ユーザー\[Windowsユーザー名]\AppData\Roaming\Infoteria\flowdesigner\[バージョン]
プロジェクトが大きくなった場合は、下記の2つの方法をお試しください。
- プロジェクトファイルを分割する
サーバーやフローデザイナーのマシン性能に依存しますが、ファイル容量で2MB以上、フロー数で50以上くらいを目安にしてください。(1つのプロジェクトファイルのフロー数やファイルサイズに制限はありません。) - 最大メモリサイズを増やす
フローデザイナーの機能にメモリに関する設定はありませんが、設定ファイルを直接、編集することで最大メモリサイズを変更することができます。
※設定ファイルの直接編集は推奨はしておりませんので、お客様の責任で行ってください。
※編集するファイルは、事前に必ずバックアップ(コピー)を取得してください。
■32bitのデザイナーを使用している場合
Windowsの最大限界値は1400MB程度となっています。
設定する値も「-Xmx1400m」程度としてください。
■64bitのデザイナーを使用している場合
設定できる最大値の制限は特にありません。
物理メモリの空き容量を考慮し、調整してください。
■設定値変更例
※下記は一例ですので、物理メモリの空き容量の範囲内で指定してください。
・編集ファイル:[DESIGNER_DIR]/Flow Designer.lax
・編集前:
lax.nl.java.option.additional=-Xmx1024m -Djava.endorsed.dirs=lib\endorsed -Dasteria.library.path=native
・編集後:(最大メモリサイズを1400MBにしたい場合)
lax.nl.java.option.additional=-Xmx1400m -Djava.endorsed.dirs=lib\endorsed -Dasteria.library.path=native