Record系コンポーネントの不具合の修正

対象製品

ASTERIA Warp 4.9.0.9199

リリース日

2015年8月3日

障害内容

RecordJoin/RecordSort/RecordSQLコンポーネントの入力ストリームにDecimal型のフィールドが存在し、かつ、Decimal型の値として小数点が存在する場合、コンポーネントの出力ストリームでDecimalの値の小数点以下が切り捨てられる。

※ASTERIA Warp 4.8.1以前では、Decimalの値の小数点以下も設定される。

ASTERIA Warp 4.8.1以前と4.9以降では、上記の場合の動作に差異が生じます。これらバージョンをまたぐバージョンアップ時にはパッチ適用をご検討ください。

原因

ASTERIA Warp 4.9で、Record系の3コンポーネントが内部で利用するRDBMSであるHSQLDBのバージョンが更新され、動作仕様が一部変更となったため。

適用手順

以下のパッチファイルに同梱されているreadme.txtに従い、パッチの適用をお願い致します。

コンポーネントの追加プロパティ

  • 「精度」 : フィールドの型がDecimalの場合に精度を指定します。(初期値:30)
  • 「小数点以下の桁数」 : フィールドの型がDecimalの場合に小数点以下の桁数を指定します。(初期値:5)
  • 「末尾の0を削除 」: フィールドの型がDecimalの場合に小数点以下の末尾の0を切り捨てるかどうかを指定します。(初期値:はい)

※入力ストリームのDecimalの値によっては「精度」「小数点以下の桁数」を変更する必要があります。

サンプル例

入力ストリーム(String,Integer,Decimal):あああ,1,1.23
出力ストリーム
 Warp4.8.1以前  :あああ,1,1.23
 Warp4.9(適用前):あああ,1,1
 Warp4.9(適用後):あああ,1,1.23

本件に関するお問い合わせ先

本件について質問、意見などはASTERIA Warp/Warp Liteのユーザーサイトからお問い合わせください。

パッチファイル

W-15039.zip
ダウンロード
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