マイクロソフト社側でDynamics 365 / CRMへの認証手段の一つであるWS-Trust認証タイプの廃止及びMicrosoft Dynamics CRM 2011(SOAP)エンドポイントを非推奨することが発表されています。
この廃止・非推奨により、現状のASTERIA Warp Microsoft Dynamics CRMアダプターで接続及びデータの連携処理が行えなくなります。
- WS-Trust認証タイプの廃止
(https://docs.microsoft.com/en-us/power-platform/important-changes-coming#deprecation-of-office365-authentication-type-and-organizationserviceproxy-class-for-connecting-to-dataverse) - Microsoft Dynamics CRM 2011(SOAP) エンドポイントの非推奨
(https://docs.microsoft.com/en-us/previous-versions/dynamicscrm-2016/developers-guide/dn281891(v=crm.8)#microsoft-dynamics-crm-2011-endpoint)
本件に関するASTERIA Warp製品への対応として以下の通りご案内します。
■WS-Trust認証タイプの廃止
現時点でフルメンテナンスサポート対象の以下のバージョンについては、
先進認証(OAuth)に対応したMicrosoft Dynamics CRMアダプターの公開パッチをご提供します。
- ASTERIA Warp 1906
- ASTERIA Warp 1912
- ASTERIA Warp 2012
上記以前のバージョンをご利用の方はバージョンアップしてください。
■Microsoft Dynamics CRM 2011(SOAP) エンドポイントの非推奨
今後マイクロソフト社側でMicrosoft Dynamics CRM 2011(SOAP)エンドポイントの廃止時期、対象製品が決まり次第対応方針を発表させていただきます。
Microsoft Dynamics CRM Online版でMicrosoft Dynamics CRMアダプターをご利用のお客様はご注意ください。
なお、下記対象製品との連携処理で新規購入を検討するお客様には今後Microsoft Dynamics 365 for Salesアダプターの利用を推奨いたします。
- Microsoft Dynamics 365(オンライン)
- Microsoft Dynamics 365(オンプレミス)
- Microsoft Dynamics CRM 2016以降
- Microsoft Dynamics CRM Online
※Microsoft Dynamics CRM 2016以前のオンプレ版と連携処理を行う場合は、Microsoft Dynamics CRMアダプターが必要になります。