パイプラインコーディネーター「ファイル管理」

ASTERIA Warp 4.3からパイプラインサービスに新しく追加された機能「ファイル管理」について説明します。

ファイル管理には以下の2つの機能があります。

  • _filerootのファイル操作
  • _filerootのWeb公開

_filerootのファイル操作

パイプラインコーディネーターから作成したパイプラインは、ASTERIA Warpのデータフォルダに保存されます。データフォルダはインストール時に指定し、初期設定では以下のパスになります。
Windowsの場合 C:\asteriahome
UNIXの場合 /[インストールユーザーのホームディレクトリ]/asteriahome
(以下、データフォルダを[DATA_DIR]と表記します。)

パイプラインの保存先は[DATA_DIR]/pipeline/home/pipelineです。また、パイプラインのアクションで使うファイルは、管理しやすくするためにデータフォルダ下の
[DATA_DIR]/pipeline/home/pipeline/_filerootに保存することができ、アクションの項目設定で相対パスで指定できます。

従来、_filerootディレクトリで管理するファイルは、ASTERIA Warpをインストールしたマシン上で操作する必要がありましたが、バージョン4.3の「ファイル管理」機能を使うと、パイプラインコーディネーターからそれらのファイルを操作することができます。また、パイプラインコーディネーターの設定画面(Settingsタブ)から指定しておくとコーディネーターにログインすることなくファイル管理できるようになります。

ファイル管理が_filerootディレクトリ下に対してできることは以下のとおりです。

  • ディレクトリの作成
  • ファイル、ディレクトリの削除
  • ファイルのダウンロード
  • ファイルのアップロード

パイプラインコーディネーターの設定画面(Settingsタブ)で左リスト「ファイル管理」を選択して表示される「ファイル一覧」画面から操作します。
d20090413-1.png

_filerootのWeb公開

ファイル管理では、上記の操作に加えて、_fileroot/public_html/htdocsディレクトリをWebブラウザから直接参照できるように設定できます。URLは以下のようになります。
http://[host]:[port]/public/

例 えば、パイプラインのアクションで作成するファイルの保存先を指定する項目では相対パスで「public_html/htdocs /index.html」のように入力します。パイプラインサービスのサーバーアドレスが「http://xxxxx.com/」の場合、実際にパイプラ インを実行してindex.htmlを作成した結果、以下のURLで参照することができます。
http://xxx.com:25080/public/index.html

このように使用するには、パイプラインコーディネーターの設定画面(Settingsタブ)で左リスト「ファイル管理」を選択し、「ユーザディレクトリ管理」タブをクリックして表示される画面で「ブラウザでのアクセス設定」を有効にします。
d20090413-2.png

Webでのコンテンツ公開が容易に

ファイル管理を使うと、パイプラインサービス以外にHTTPサーバーを設置することなく、Webコンテンツを公開できるようになります。パイプラインの活用の幅が広がるのではないでしょうか?ぜひいろいろと使ってみてください。
 
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